だから、時間も(決して)夢を裏切ってはならない

 

これは先日他界された漫画家松本零士先生が頻繁に使用されていた言葉です。

槇原敬之さんとの訴訟でご存知の方も大変多いのではないかと思います。

 

ただ、私自身はこの解釈がまだまだはっきりとできません。

 

この後半の言葉を松本先生は特に強く言っておられます。

時間も夢を裏切らない

ではなく

時間も「決して」夢を裏切っては「ならない」

時にはこの「決して」の言葉を使われない時がありましたが、語尾は私が知る限りでは必ずこの語尾(ならない)です。

 

多くは、夢を目指して費やした時間(努力)は決して無駄ではないという解釈をされますが、なんとなく私は松本零士先生はこれ以上の何かをもってこの言葉を使われたような気がしてなりません。

その理由が「裏切らない」ではなく「裏切ってはならない」に現れているような気がしてならないのです。

客観的な論調ではなく、もっと義務的な強さであり、信念を感じさせる語尾です。

 

人は限りある時間の中で生きており、そうであるからこそ夢を持てるし、人生を価値あるものにしようとする。

銀河鉄道999の作中で鉄郎の選択を通じてそれを伝えようとしています。

最終巻でもある漫画の文中では前後の文章と共にこの言葉が存在します。

 

 

人にとっては時間こそが宝物であり、未来であり、過去でもあります。

人生を生きる中で残された時間と過ぎ去た時間のバランスは少しずつ変わってきます。

年をとればとるほど時間は少なくなってきます。

もちろん、人生の時間と言うのは自分自身でどれくらいあるのかを私たちは誰も知る事はできませんが・・・

けれど、人は「時間を生きている」あるいは「時間に人生を刻んでいる」のだとしたら、今の自分自身も時間によって創りあげられたもとも言えます。

 

としたら、この言葉はもしかすると

 

時間=自分と置き換えたほうが良いのではないか・・・

 

そんな風に感じています。

 

夢は自分(人)を裏切らない、だから自分も決して夢を裏切ってはならない、

なぜなら、夢を裏切るのはいつも自分自身だからである

 

今の私はこのあたりくらいまでが自分のフィルターにおいて解釈の限界でもあります。

 

きっと松本先生の解釈はもっと深く、可能であれば動画や書籍ではなく直接その真意や答えに行き着いた松本先生の「問い」を聞いてみたかった・・・と思います。

 

銀河鉄道999にしても、宇宙戦艦ヤマトにしても、大人になってもなお深く考えさせられる哲学的な漫画を残され、日本の戦後を代表する漫画家の松本先生の訃報はとても悲しい知らせでした。

 

人は時間を生きている、時間を旅している

 

生前、そのように話をされていた松本先生はご自身の時間の旅を終えられましたが、時間の中に刻まれた松本先生の作品は今もなお多くの人の中に息づており、まだまだこれからも作品の旅は多くの人の時間と共に続いていくのかもしれません。

 

日本が誇る素晴らしい戦後を生きた漫画家の松本先生に心からご冥福をお祈りいたします。

 

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