コロナの影響で環境改善や9月入学等、この問題が起こったからこその恩恵も出ていますが、、個人的な出来事としては油絵道具達との20年ぶりの再会かもしれません。。。
たまたま見ていたニュース番組でのキャスターさんの一言がきっかけになりました。
「また来年に笑顔で皆でお花見が出来たらいいですね」
本当にそうなのですが・・・・
その時にふと・・・大叔母の顔が浮かびました。
運が良いと言えばいいのか、悪いと言えばいいのか・・・大叔母が今年の年始に介護施設へ入所しました。
確かに出かける事が危険を伴う状態なので、介護施設の方が今は安全かもしれません。
しかし、実際に私や父はもう3月から施設の面会禁止で会いに行くこともできないのです。
96歳の大叔母は私のおばあちゃん(父方)の妹です。
もうすでに祖父母4人を亡くした私にとっては最後の「おばあちゃん」です。
私や妹は大叔母からすると自分の姉の孫なのですが、叔母には実子がいてないので自分の孫でもあるかの様な感覚でいてくれました。
スマホも持っていないし、渡したとしても操作は難しいだろうし、なのでTV電話やオンラインで何か会話をするという事も出来ません。
「今度小説持ってきて欲しい」
「わかった!何がいい?」
これが私と叔母の交わした2月最後の会話です。
高齢の叔母にとってはお花見もお盆のお墓参りも全てがいつ「これが最後」になるかわかりません。
という事で、連れて行ってあげれないなら、私が見たものを描くか・・・!!という事で
プッシュアップチャレンジ、ブックカバーチャレンジならぬ、アートチャレンジです!
油絵は1つ仕上げるのにおそらく1か月くらいはかかりますし、いきなり描けないので、
一旦水彩画でリハビリして、感覚が戻ってきたら油絵も描いていこうかなと思っています。
上手には描けなくても、優しく描けたらいいかな・・・
「20年もほったらかしにしてて本当にゴメンね」と道具達に謝罪(笑)
でも「いいよー!また一緒に描こう!」と言ってくれているような気がしたのです。