皆さん、自粛が続く中ご自宅でどのようなお時間を過ごされていますか?

 

今月の研修を全て延期したので創業以来初めて研修が一つもない月を過ごしております(笑)

とはいえ、研修は延期になったものの今回の影響でしなければならなくなったことも多くあり、それなりに忙しなく過ごしております。

 

さて、そんな中、なかなか見る事のできなかったDVDをちょこちょこと見て行ってます。
それが

 

中国歴史ドラマ 三国志~司馬懿 軍師連盟~

 

 

なんと、このドラマ86話!!!長い・・・長すぎる・・・・

 

 

三国志がお好きな方ならこのドラマは非常に見ごたえがあります。

逆に三国志を知らない方は三国志の漫画を読んでから見る方がオススメです。

なんせ・・・司馬懿をはじめ陳羣、楊修、鍾よう、鄧艾をはじめ文官、軍師にスポットが当たっており、ゲームや漫画ではほぼ花形から外れたり、出番が少なかったり、脇役に追いやられる武将たちが、このドラマでは数多く登場するので三国志マニアとして非常に胸が躍ります。

関羽や張飛すらほとんど登場せず、45話以降でようやく老齢になった趙雲が登場するような感じです。

現在私はようやく52話まで見たのですが、45話くらいからの蜀の北伐の話(いわゆる有名な『出師の表』以降)はとんでもなく面白いです。

三国志を一通りご存知の方なら、何ならここから見ても楽しめるのではないかというくらいです。。

戦場においても権力の中枢においても常に数手先まで読むもの同士の戦いですし、それを司馬懿の視点で描いてゆきます。

 

例えば、かの有名な諸葛亮の『空城の計』を司馬懿視点から描くと・・・・こうなるのか!!!!!と正直驚きました。

演戯では慎重(臆病)な性格の司馬懿が諸葛亮が何か企んでいると考えて空城にも関わらず引き返したとなりますが、このドラマでは、司馬家を守るためにわざと引き返したとなっています。

もちろん、今現在司馬懿に会えるわけではないし、その時の本音を確認する事はできないので、その解釈は自由で良いと思います。

歴史に出てくる人物の行動については実際の功績を見る事により追う事が出来ますが、その心の内、本音というのはほとんど推測でしかありません。

それらの推測は実際にとった行動や功績、やり取り等から読み解くわけですが、やはりそれをどこまで読み解けるのかは「解釈力」が大事になってきます。

『慎重な性格の司馬懿』を描くのではなく

『司馬懿が慎重な性格になったのはなぜか』が描かれています。

その様な問い、持ったことすらなかったです。

なぜなら、演戯にしても正史にしても司馬懿視点ではないからです。

誰かの作った問いを模倣することはできますが、問いそのものを作り出す事は0から1を創ることでもあります。

正当な流れからでは問いを持たないものを逆側から見る事で問いを作る・・・というか逆側から見るからこそ作れる問いがあることをこのドラマは教えてくれています。

 

司馬懿の存在が魏にとってどのような存在だったのか。

また、三国時代を終わらせ100年ぶりに中国を統一したのが司馬懿の孫の司馬炎ですが、晋が中国の歴史にもたらした功績は、その期間と反して重要度は非常に高いです。

そんな歴史的な功績も考えながら司馬炎のお爺さんでもある司馬懿の人物像に問いをもって見ていくことの出来るドラマです。

 

今回のNHKの大河となっている明智光秀もある意味逆側から見るようなものです。

信長視点の天下布武の過程や本能寺の変、その後の秀吉vs光秀については秀吉視点ではたくさん語られますが、明智光秀がなぜ謀反を起こしたのかを光秀の視点でじっくりと勉強できる機会はほとんどありません。

 

歴史は勝者を主人公として紡がれてゆきますが、その逆側又は脇役側から見るとまた違った問いが生まれます。

そして、それは今の我々にとっても日常生活の中で使えるような気がします。

私も含め、皆自分を主人公として自分の生活や仕事をとらえます。

自分の人生にとっては、たとえ安倍総理でさえ脇役となります。

しかし、それら自分の人生に登場する様々な脇役の視点から考える事はあまりありませんが、実際に自分を中心から外して物事を見たときに初めて持てる問いがたくさんあります。

 

今の状況環境に対しても、自分の立場から考える事も重要ですし

また同時に様々な立場から考えなければならない状況でもあります。

どちらか一方だけでしか物事を見れないとバランスを欠いてしまいます。

そのアンバランスさが一部をあたかも全部にし、全部を一部にしたりもします。

そんな時節に見た逆側からの視点を持つ映画やドラマはとても良い勉強になりました。

 

 

話を元に戻すと(笑)

三国志好きな方は是非、異なる視点のこのドラマはとてもオススメです!

日本の歴史がお好きな方は今の大河も!

 

 

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