録画していた「いだてん総集編」を観て、率直に1年を通して見なかったことを非常に後悔しました。。。

 

過去最低の平均視聴率でありながら、視聴者満足度が最高と言われた事にも納得・・・いえ、大納得ですし、このドラマは最後まで見た人が「勝者」と言えるドラマかと思います!!

私自身見なかった自分が本当に「失敗した・・・」と思ったので・・・(笑)、視聴率に捉われず「自分にとっては面白い!」と1年間視聴マラソンをされた方々に心から拍手です!

 

1912年日本人としてオリンピックに初めて参加した金栗四三(かなくりしそう)さんと日本水連会長でもあり1964年東京オリンピック開催に尽力された田畑政治さんのお二人を主人公とした物語です。

 

総集編ですら、何度も号泣してしまう程感動的であり、心に余韻を残す記憶から忘却しずらいドラマでした。

今でこそ、メダル常勝国となったスポーツ大国日本ですがここに至るまでにどれほどの物語があったのか・・・

視聴しながら胸にぐっと込みあがてくるものがいっぱいありました。

 

1912年、日本人にとって初めてのオリンピックとなるストックホルムでの三島彌彦選手と金栗四三選手、たった2人の入場シーン

今でも初参加の国や少人数の選手しか送れない国が存在しますが、日本もかつてはその時代があったことに胸が熱くなりました。

日本国内においてスポーツという言葉すら一般的ではなく、又欧米諸国にとって日本が極東の小さく貧弱な国であった時代にたった2人でその舞台に立つ事がどれほど偉大な事であり、どれほど勇気の要ったことなのかと感じ入ります。

 

ラジオもテレビも無い時代にマラソンやスポーツというものを広めるために日本全国を走り続けた金栗四三の姿

そこから生まれた「駅伝」と第1回箱根駅伝の誕生

 

1928年のアムステルダムオリンピックでの人見絹江選手の言葉

特に人見選手の「男子と違ってこのままでは私は日本には帰れません」と言って走ったことのない800mに挑戦する姿は涙を流さずに見る事はもはや不可能でした。

人見選手が背負っていた想いは、この後女子体育の発展に大きな影響を及ぼし、前畑選手や東洋の魔女と呼ばれた女子バレーボールへと引き継がれてゆきます。

 

また第一次世界大戦、関東大震災、226事件、第二次世界大戦と日本・世界を取り巻く情勢に翻弄されながらも、生き抜いてゆくスポーツを愛する選手やオリンピックを目指す人たちの姿も生々しく、胸を打ちました。

特に1924年に竣工した神宮外苑競技場(国立競技場)、日本体育の発展を目的として困難を乗り越え建設された競技場が1930年代後半からは軍国主義の波にのまれてゆき、1943年の出陣学徒壮行会で涙を流しながら若者に対して「万歳」を言う金栗四三や田畑政治の姿に彼らの心中を察すると言葉には出来ない想いが込みあがります。

 

 

「このドラマを見れば、2020年、東京オリンピックの見方が変わります!」

NHKのいだてんHPで書かれていた言葉は本当にその通りでした。

 

今更ですが2020東京オリンピックまでにNHKオンデマンドで1話から見たいと思っています。

それくらい良いドラマだったのではないかと推察します。

 

今回、見なかったのは真田丸、せごどんと大河を観てきて、何となく「近現代かぁ・・・今年はいいかな・・・」みたいなしょうもない理由で見なかったのですが、歴史が好きなのにも関わらずこの時代を大事にしていなかった自分にも情けないなぁと思いました。

元日の日に放送された「朝まで生テレビ」で日本の歴史教育の中で近現代の歴史をあまりにも軽視しすぎているという指摘が頭をよぎりました。

「その通りだな」と思いながらも、実際は自分自身もそうであると改めて深く反省させられました。

 

 

 

私たちが今歩んでいる道は先人が切り拓いてくれた道が存在します。

しかしその道は、最初に道なき道を切り拓いた方々の想いと、その想いからくる行動で創られたものでもあります。

 

NHK2019年大河「いだてん」はそんな道なき道を切り拓いていった方々の姿が描かれた素晴らしいドラマでした。

2020年に東京でオリンピックが開催出来る事、そして現在我々日本人がオリンピックを楽しめる事はこの歴史があるからに他なりません。

 

 

 

 

 

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