先日、「決算忠臣蔵」を観てきました。

 

歴史好きとしては「12月になると忠臣蔵!」でしたが、寂しい事にTVドラマや映画がされなくなって3年~5年くらいの年月が経ちます。

おそらく30代くらいまでの世代ではこの「忠臣蔵」という言葉は共通言語として使えると思うのですが・・・これから大人になる子供たちとは「忠臣蔵」という共通言語が無くなるのかなぁ・・・とふと思いました。

 

そんな中、今年2019年に公開された「決算忠臣蔵」は久しぶりに「忠臣蔵」が取り上げられ非常に嬉しい限りでした。

忠臣蔵をしても視聴率がそれほど取れなくなった時代に映画で「忠臣蔵」を題材にされる事は大きな挑戦だったような気がします。

 

全く異なる切り口で忠臣蔵を描いたこの映画は非常に面白かったです。

番方(戦担当)ではなく役方(経営担当)の活躍が時代劇に入る事も珍しく、吉本芸人さんたちのコミカルな演技も重なりあっという間の2時間弱でした。

何より忠臣蔵ロスだった私にとって非常に心待ちにしていた公開でもありました。

 

今回の映画は忠臣蔵を見たことのない若い世代の方や、歴史にあまり興味のない方にも是非足を運んでいただきたい面白い作品です。

また、ここから忠臣蔵に興味をもつ方が多くなったらいいなぁと・・・

忠臣蔵という日本の冬の風物詩の一つが30年先の未来にも日本人の心に残って欲しいと心から願っています。

そんな想いもあり、この映画がコケてしまったら

忠臣蔵では動員出来ない→映画にするメリットが無い→映画が無くなる

ってなるかなぁと思い(笑)、ここは絶対に行っておかねば!!と足を運んだ次第です。

しかしながら、興行収入はそんな不安をかき消す程で、最終興行収入は10億円以上になる可能性が高いスタートを切っているようです!!(本当に良かった!!)

 

 

おそらく、私のように忠臣蔵ロスだった人が多く足を運んだでしょうし、何より歴史用語をうまく解説しながらテンポよく進ませる中村監督の手腕、岡村隆史さんと堤真一さんの素晴らしい演技のたまものですね!

これを機にテレビ局各局でも「もう一度忠臣蔵やってみてもいいんじゃない?!」ってなってくれたら嬉しいなぁと思います。

 

 

忠臣蔵は元禄15年12月14日(1703年1月30日)に、旧赤穂藩士たちが吉良上野介に討ち入りを果たし、主君浅野内匠頭の無念を晴らす一連の物語ですが、討ち入り翌年の元禄16年より舞台として取り上げられ今の現代に伝わっている物語です。

これほど長く続いた物語も日本の伝統文化のひとつであると考えています。

毎年TVドラマや映画で忠臣蔵を観てきましたが、全く飽きない物語ですし、どの観点から見ても、また自分自身が大人になって行くにしたがって見えるものが変わってきた物語でもあります。

忠臣蔵はちょうど平和な時代が100年ほど続いた元禄時代での出来事です。

それはもしかすると今の時代にも何か通じるものがあるような気がします。

苦しい戦後を必死で生きてきた我々のご先祖様、そして日本が豊かになり、戦争の事が少しずつ忘れ去られ、

戦後74年が経ち、平和に慣れ親しんだ今の時代とこの時代が重なります。

先日ブログで書いた「大東亜戦争の実相」の書籍の冒頭にも書かれているような・・・

当時の武士道ならぬ何か日本人が脈々と受け継いできた精神性のようなものが、実体を伴わない言葉だけの継承になってきている今だからこそ「忠臣蔵」を残す意義も意味もあるような気がしてなりません。

 

これからも忠臣蔵は私にとっての年末の風物詩です!

そして「忠臣蔵」という言葉がこれから大人になって行く子供たちとも共通言語として持てる日本であってほしいと思います。

 

 

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