壱番屋はなぜ“甘い夜”に乗り出したのか?

「ココイチが夜パフェ?」
最近、そんなニュースを見かけて気になった人も多いのではないでしょうか。

 

カレーチェーンとして知られるココイチ(運営:壱番屋)が、夜パフェ専門店の運営会社をグループ化したことで、外食業界でもちょっとした話題になっています。

 

今回は
・夜パフェってそもそも何?
・なぜ今、壱番屋が参入したのか
・この動きが意味するもの
を、分かりやすくまとめてみました。

そもそも「夜パフェ」とは?

夜パフェとは、その名の通り夜に食べるパフェ

✔ 食事や飲み会のあと
✔ 二軒目・締めとして
✔ お酒+スイーツを楽しむ

という新しい外食スタイルです。

 

発祥は札幌とされていて、
「夜なのに本格的なパフェを食べる」という非日常感が、SNSを中心に人気になりました。

壱番屋(ココイチ)が夜パフェに参入した理由

ではなぜ、「カレーの会社」が「甘い夜」に進出したのでしょうか。

理由は大きく分けて3つあると考えられます。

① 食後・二軒目需要を取り込めるから

カレーは食事の主役

 

でも夜パフェは食事のあとがメイン。

つまり、

・夕食 → ココイチ
・そのあと → 夜パフェ

という流れが成立します。

 

外食の“最初から最後まで”を設計できるのは、企業としてかなり強いポイントです。

② 「ご褒美スイーツ」は不況でも強い

夜パフェは、
✔ 毎日食べるもの
ではなく
✔ たまのご褒美

価格帯も高めですが、
「今日はちょっと贅沢したい」
という需要は、意外と景気に左右されにくいと言われています。

 

節約ムードの中でも“削られにくい出費”を狙えるのが夜パフェ。

③ 写真映え=SNS拡散力が高い

夜パフェの最大の強みは、やはりビジュアル。

・グラスに重なる層
・旬のフルーツ
・芸術的な盛り付け

 

これだけで
「写真を撮りたくなる」
「誰かにシェアしたくなる」。

 

広告費をかけなくても話題になりやすい業態なのは、今の時代にぴったりです。

なぜ「夜」なのか?なぜ「パフェ」なのか?

ここが一番おもしろいポイント。

 

壱番屋は、
「カレーを売る会社」から「外食の楽しさを広げる会社」へと、少しずつ軸足を移しているように見えます。

 

夜パフェは
・非日常
・大人向け
・ゆったりした時間

ココイチの“日常感”とは真逆。

 

だからこそ、ブランド同士が競合せず、補完し合えるのです。

うまくいくための課題もある

もちろん、いいことばかりではありません。

・職人性が高く、再現が難しい
・高単価ゆえに期待値が高い
・全国展開には工夫が必要

 

ただ、今回の参入は「一気に広げる」というよりじっくり育てる投資に見えます。

まとめ|外食は「締め」まで設計する時代へ

今回の夜パフェ参入は、
単なるスイーツブームではなく、

🍽 外食体験を“締め”までデザインする
🌙 夜の時間帯を価値あるものに変える

そんな流れの象徴だと感じます。

 

カレーで満たされ、甘いパフェで余韻を楽しむ。

 

そんな「大人の外食」が、これからもっと増えていくのかもしれません。