真神たる天之御中主大神その霊徳の完備具足せるを天照大御神と称へ奉り、又撞の大御神と称へ奉る。

而して火の御祖神(霊)を高皇産霊大神と称へ、厳の御魂と申し奉り、水の御祖神(体)を神皇産霊大神と称へ、瑞の御魂と申し奉る。霊系の主宰神は厳の御魂に坐します国常立神、体系の主宰神は瑞の御魂と坐します豊国主尊と申し奉る。

以上の三神は其御活動に由りて種々の名義あれども三位一体にして天之御中主大神(大国常立命)御一柱に帰着するのである。故に独一真神と称へ奉り、一神即ち多神にして、多神即ち一神である。之を短縮して主と言ふ。又厳の御魂は霊界人の主である。又瑞の御魂は現界人の心身内を守り治むる主である。

『出口瑞月著『霊の礎』,天声社,大正13.国立国会図書館デジタルコレクションhttps://dl.ndl.go.jp/pid/919291』