出産の危険 | 「ツルマルツヨシの会」オフィシャルブログ

この お顔のデカイ子はだあれ?
、、って 今回は その話題ではないのですが。
(ちなみにピノキオです、笑)

今日、私が着てたジャンパーのロゴ。

数年前、調教師さんに頂いてたもので 気に入ってよく着ていましたが、今日のニュースで この馬が亡くなったことを知りました。。

ローブデコルテ。

強い牝馬で 繁殖に入り、出産時の事故だったようです…。膀胱破裂だとか…。

まだ10才という若さで。

出産は 無事 終わるものという認識が多いですが、牧場関係者にとっては 何度経験しても、ひとつひとつが大きな難関なのです。

例えば、分娩で 子馬が無事 前肢から出てくるか。
生まれ落ちても、無事 立ち上がれるか。

母親の後産は 問題ないか、胎盤は無理に剥がれてないか(大出血を伴い、命に関わります)

子馬のへその緒は?

立ち上がって 初めてのボロは確認できたか?

初乳を飲めたか?
初産の場合は 母親が蹴り飲ませない場合もあります。

初乳をやっと飲んでくれても 皮肉にもそれが 新生児黄疸を引き起こし、死に至る場合もあります。うちで生まれたサマービーチも それで死にかけました。

全てが 順調に行くかに見えて 全てに危険が潜んでいるのです。

ローブデコルテ、無念の死だったと思います。

ご冥福をお祈りいたします。

このジャンパー、大切にします。

合掌。