ホースクリニシャンの仕事 | 「ツルマルツヨシの会」オフィシャルブログ
問題馬 悪癖馬の矯正をするホースクリニシャンの主人のもとには 全国から実に多くの電話がかかってくる。
先日は 馬房で無口を着けさせない馬がいて 捕まりません、とのヘルプコールが。
近くだったので私も同行すると、北海道から来たばかりのクロフネ子ちゃん。右も左もわかってないビビりな1歳。馬房に入ると、すかさずお尻を向けてくる。(かなり危険な状態!)トムさん(主人)の腕の見せどころ。私が思ってたよりはるかにダイレクトかつ繊細なタッチで、ものの30分後には 変な鼻歌を歌うトムさんの後ろをついてくるのが カワイかった(笑)
難なく無口をつけて 帰路に(夜10時すぎの話)
すると翌日、無口つけっぱだったのに やっぱり捕まりませんとのこと。
主人は 朝イチの便でまた日高へ飛んだ後。
代打で私が行き、昨夜と同じようにアプローチした。
クロフネ子ちゃんは しっかり覚えていてくれて 私を受け入れてくれた。
そこのスタッフにこのタイプの馬の近づき方のコツと馬の出すサインと間合いをレクチャー。
スタッフたちは、耳を絞ってお尻を向けて威嚇してきた子が リラックスして顔や首筋を触らせるのを とても不思議がってた。(ただ、今回は 肩から前のパーツのみ。ボディ後ろはまた 別物です。右側左側の受け入れ方もまるで違います)

言うことを聞かない馬はとにかく怒る傾向があるこの社会。でも、その問題の原因が 単なるワガママなのか、今回のように恐怖や ただ 訳がわかってないだけなのかは適切な判断が必要です。
今回の子にも チフニー(口にかませて制御するハミみたいな道具)を着けようとするから そんなの、とんでもない!と止めてもらいました。まだ幼稚園児なんだから 強く怒っても訳がわかってないからね、優しく接してね、とお願いしてきました。一度 関わると その後がとても気になります。
無事に立派な競走馬になってほしいです。