上段回し蹴りが好きです。
他の格闘技ふうにハイキックと言ったほうがわかりやすいでしょうか。
私は手足ともに右利きで、構えもオーソドックス(=左手左足を前に出して半身(斜め)に構える)ですが、左手左足での攻撃のほうが得意です。
1年以上前から、左前足でのノーモーションの上段回し蹴りを練習しています。まだ試合で出せるほどではないのですが。
普通にコンビネーションに上段回し蹴りを組み込むなら、試合でも左右両方可能ですし、速さもそこそこあると思います。わりと頻繁に相手のガードを抜けます。
突きの間合いで蹴れることが私の強みだと思います。
私が憧れる上段回し蹴りの名手は、新極真会を率いる緑健児代表です。
皆さん「キョクシンカラテ」の名を1度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
そうです、緑代表はマンガ「空手バカ一代」の、あの極真に所属した空手家です。
空手を、試合を目標とした“格闘技(=ルールがあるスポーツ)”ではなく、路上で使うことを想定した“武術”として学ぶならば、なるほど上段回し蹴りは使えない技術かもしれません。
寝起きや寒い季節なんかで体が温まっていない時、股関節は硬く、足が上がりませんね。
タイトなジーパンを履いてる時、足は上がりませんね。
重いブーツを履いてる時、蹴りの速度が遅くなりますね。
雨の日、足を上げたら滑りますね。
実戦で使える蹴りは「低い前蹴り(腸蹴り)」「関節蹴り」「金的蹴り」「膝蹴り」くらいだと聞いたことがあります。それを考えたらやはり突きと肘打ちをメインとして、手技をしっかりと鍛えておいたほうが良いかなぁと思います。
でも上段回し蹴りは練習しちゃう!カッコイイから!
(1:40 辺りからの、前蹴りから上段回し蹴りへの変化は必見。神業です)