第18話『メッセージ』+セミの話題
みなさん、言いたいことは言えてますか?
~恐竜くんとあまり関係ない話~
やはり、セミの話題
先日、『日本産セミ科図鑑』といっしょに書店で買った本がじつはあります。
『北斎漫画 vol2 森羅万象』(画 葛飾北斎、青幻舎、2011)
新刊、文庫サイズ。なんのマンガ?と思う人もいるでしょうが、江戸時代の葛飾北斎の画集です。カット集というか。
これは2巻で、動植物、自然の風景などのカットがたくさん載っています。動物図鑑さながらです。
これは、そういう風に、テーマ別に新しく編集されたものです。
で、その中にセミの絵があったわけです。模写してみました。
ドドーン!
怪しい迫力がありますよね。
まず、気になるのは、脚の数が多いことです。
翅の形や、翅の前縁にトンボにあるような黒い紋。
ゴキブリかバッタのような脚。
身体の模様などもよくわからない。
『日本産セミ科図鑑』を見てもこれが何ゼミなのかわかりませんでした。
はっきり分かることは、北斎は実物のセミを見て描いてないということですね。
翅がトンボだったり、脚がバッタだったり、キメラになっている。
脚が8本は、たぶんクモの要素。
そういうパーツの組み合わせによって描かれているといえます。
で、これはマンガと同じで、記号の組み合わせによって描かれている。
西洋画のように、目で見て描く(デッサン)ということはしていない。頭の中だけで描いている。すごい。
まさにマンガ
で、これは模写なので著作権侵害で怒られることは無いと思います。
そもそも『北斎漫画』というのは、江戸時代の出版物で、もともとは絵の指南書だったそうです。お手本だったのです。だから私は本来の使い方をしたまでなのです。
第17話『しっぽ』+エゾゼミの採り方
アインシュタインの脳みそを食べても頭よくなりません。
恐竜くんとあんまり関係ない話
~エゾゼミの採り方、概略~
これは、特に比叡山などの針葉樹林で行う場合です。
1、エゾゼミの鳴き声をきく
2、鳴き声のするほうに行く
3、鳴いている木を特定する
4、その木に登る方法を考える
5、落ちて死なないように登る。網と採集用のケースを持って。
6、エゾゼミを目視で確認。
7、網で捕獲する。
8、エゾゼミをケースにしまう
9、落ちて死なないよう、木を降りる
10、帰宅
以上
先日出版された『日本産セミ科図鑑』にも書いてあるのですが、これまでにさまざまな図鑑や文献でよく言われているのが
「エゾゼミは木をけると落ちてくる」
というものです。
私は京都ではエゾゼミは比叡山にいるという情報を、『京都の昆虫』(京都昆虫研究会、京都新聞社、1991)という本で知りまして、比叡山に向かいました。
そして、
「木を蹴ればいいんだろう。楽だろう。」
と思っていたのですが、
実際比叡山に行ってみて、
木を蹴ればいいなんて大ウソじゃねーか
と思ったものです。
たぶんですが、関東以北の低地の広葉樹林帯のエゾゼミについては、そうなんでしょう。近い将来確かめに行きます。
比叡山などの幹の直径50センチぐらいある杉の木を蹴ったところでなにも起こりませんよね。
でも私は蹴りましたよ。えらいでしょう。危うく足をくじくところでした。
冷静に考えて出した結論は、木に登るというものでした。
*一応真似しないで下さい。木から落ちて死ぬ可能性があります。そうか、だから『日本産セミ科図鑑』にも「セミの採り方」という項目がなかったのか・・・。
第16話『良い天気』+セミなどの話題
今日の滋賀県は暑かった。どうせ夜は寒い。
恐竜くんとあまり関係ない話
~私とエゾゼミ~
ここのところ、このブログにセミの話題を書きなぐっています。
エゾゼミというセミがいます。
私は愛知県出身ですが、愛知県ではエゾゼミは見かけません。おそらく標高の高いところへ行けばいるのでしょうが。
子供のころから図鑑にエゾゼミというセミが載っているのを見て、
「こんなセミほんとにいるの?」
と思ってきました。見たことがなかったからです。
「いつか見たい」
と思ってきました。たぶんそう思っている人は多いのではないでしょうか。
そして2010年8月28日、ついにそのエゾゼミを捕まえたのです。
場所は、京都府、比叡山の山頂です。
こういう場合、あまりネット上で昆虫の産地を具体的に書かない方がよいです。それは、乱獲の恐れがあるからです。
しかし、比叡山のエゾゼミに関しては、乱獲は物理的に不可能と思いますので、書いても問題ないのではと思います。それよりも、夏、比叡山に観光に行ったらぜひエゾゼミの鳴き声を聴いてあげて下さい。ほとんどの人が素通りしています。あるいは、アブラゼミと間違えています。
「ギイイイイイイイイイイイイ・・・」
と、低音で連続で鳴いているのがそうです。
途切れずに鳴きます。鳴いてるそばでおにぎり食ってぼーっとしていたら、1時間以上連続で鳴いてましたよ。
鳴き声がするほうをいくら見てもセミの姿は見えませんよ。思いっきり杉の木のてっぺんにいるのです。音響特性的に近くで鳴いているように聞こえるだけなのです。
左にいるのは鳥につつかれたメスの亡骸。道で拾った立派な標本。
木に登って採るしかないのです。
採る方法は『日本産セミ科図鑑』にも書いてありませんよ。
具体的には、また書きます。
↓春の息吹
第15話『砂』+セミの話題
砂は創作の原点。たぶん原始時代からそう。
恐竜くんとあまり関係ない話。
~タイワンヒグラシの鳴き声~
先日から
『日本産セミ科図鑑』
林正美 税所康正 編著
誠文堂新光社
2011年出版(新刊!)
¥4600+税(安い!)
の話ばかりですが、この図鑑の出版は私にとってはそれほどの大事件だったわけです。
さて、「タイワンヒグラシ」という、私がまだ見たこともないセミの話です。
『セミの生物学』(加藤正世著、サイエンティスト社、1981年出版)
という本に、タイワンヒグラシの鳴き声についての記述があったのです。
この本は、1956年に出版された本(私が持っているのは復刻版。定価15000円。安い!)で、セミ博士、加藤正世先生の偉大な本です。
その加藤先生をして、
「私の知っているセミの鳴き声のうちでは最も音楽的のものである。(p.188,l.26)」
と言わしめているのが、タイワンヒグラシなるセミなのです。
この記述がずっと気になっておりました。
で、先述の『日本産セミ科図鑑』の鳴き声CDに、その声が入っています!
聴いてみました。
なるほど・・・
音楽的のもの・・・
・・・・私の独断と偏見に満ちた感想では、
タイワンヒグラシの声は、60年代アメリカのバンド、Flying Burrito Brothersのスチールギターのサウンドなどに通じるようです。
↓こちら(youtubeより)
大音量で再生すること。間奏のスチールギターのソロに注目して下さい。アチラの世界にぶっ飛ぶサウンドと言えばわかりやすいでしょうか。ロックじゃないか、タイワンヒグラシ!
気になった方は『日本産セミ科図鑑』買おう!
どうも加藤先生は台湾(当時は日本の領土)で鳴き声を聴いているようですが、日本では南西諸島に分布しているようなのです。だから日本産~の図鑑に載っているわけです。あ、でも台湾産と日本産では鳴き声が違うって書いてある・・・。
ぜひ生で聴きたいです。
人生の目標がまた一つ増えました。
第14話『雨の日』+α「日本産セミ科図鑑」
雨はいやです。濡れるから。
恐竜くんとあまり関係ない話。
~先日の続き~
『日本産セミ科図鑑』
林正美 税所康正 編著
誠文堂新光社
先日この本について記事を書いたのですが、なんか後で読んだら、否定的な感想を言ってるように見える気がしましたので、また書きます。
基本的には、図鑑も素晴らしいが、実際のセミはさらに素晴らしいということが言いたかったのです。
これは当たり前のことで、別に図鑑の価値を否定しているわけでもなんでもありません。
で、鳴き声のCDについてですが、よく読みましたらいろいろ書いてありました。
ヒグラシの合唱のトラックについては、
「バイノーラル録音。ヘッドホンで聴くとより立体感のある音場が再現できる」
とある。
ヘッドホンで聴いてみました。
おお、なるほど・・・・
要はステレオでたくさんのヒグラシがどこで鳴いているのかわかるというものです。
左手のほう、右手のほう、前のほう、何匹か近くで鳴いていますね・・・
遠くではもっとたくさん鳴いています。
まあ、2月にヘッドホンで7月にタイムスリップするわけですが、一気に真夏の山の中にトリップしまして、笑ってしまいました。
とりあえず、こういった試みは世界的にあまりないことだと思うので、すごいことだと思います。
はっきり言って、こういう図鑑が私の子供のころにあったら良かったと思います。
私はまだ結婚もしておらず、子供もおりませんが、子供ができたらこの本を与えることはもはや確定しています。
図鑑にはたくさんセミが載っていますが、見たことのないセミがまだほとんどです。
去年は初めてエゾゼミを捕ったり、チッチゼミの抜け殻を採ったり(成虫は目撃のみ)しましたが、まだまだですね。
またセミについて書きます。
第13話『ざざ虫』
今日は暖かかったです。暖かいのはいいことです。春かと思った。
恐竜くんとあまり関係のない話
~最近買った素晴らしい本~
『日本産セミ科図鑑』
林正美 税所康正 編著
誠文堂新光社
日本のセミの図鑑です。たぶん、今週発売したばっかりだと思います。
私は実はセミがとても好きなのです。
去年の夏は杉の木に登って木の梢にいるエゾゼミを捕ったりしました。
高い杉の木に登るのです。
セミになった気持ちというか、人間をやめた気持ちというか、すばらしい体験でした。
セミという昆虫はこれほど身近なのに、まだ生態などあまり分かっていないことが実は多いようです。
セミの図鑑も、この本が出るまでは、ここまでのしっかりした図鑑は出ていませんでした。
そんな謎の生物、セミの図鑑が出たわけですが、深く感動しましたので、ここに記しておきます。
まず、日本産のセミ全35種+1亜種の詳細な説明、個体の変異などが網羅されています。
生態写真は本当にすばらしいです。セミの場合、標本にすると色が変わってしまうので、やはり生態写真が良いのです。
そして、計36種のセミの抜け殻が見開きで一覧出来ます。これはもはや完全なアート。泣きました。
さらに、鳴き声のCD付きです。なんと、お姉さんのナレーションがついています。
お姉さん「アカエゾゼミとキュウシュウエゾゼミのデュエット。」
アカエゾゼミ、キュウシュウエゾゼミ「ギイイイイイイイイイイイイイ・・・・・・・・ギュイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ・・・・」
みたいな感じ。実際に聴くと、少しシュールです。
ただ、やはりスピーカーから聞くとセミの声ってうるさいですね。CDの音源、やはりこれはデータです。
山で実際に聞くヒグラシの声などは、空から降ってくる感じで、山の土や植物などの生きとし生けるもの(生きてないものも)すべてが共鳴している感じの声です。かなりの音量ですが、うるさいと思いません。
それに対し、都会のクマゼミはうるさいですが、これは、無機質なビルやアスファルトが反響してるからだと思っています。騒音とか言いますが、われわれ人間が悪い。
CDでも、やっぱり心地よい音には程遠いです。
やはり実際にセミに会いに行くのが一番なのです。
早くセミに会いたくなりました。
*追記
翌日に『日本産セミ科図鑑』の件の続きを書きました。















