1日1捨のススメ | オーストリアで暮らしてみたら

オーストリアで暮らしてみたら

同い年の夫と息子(12歳)の三人暮らし。
数年前にオーストリアへ移住しました。主婦の目線から日常で本当に使えるドイツ語と英語のフレーズをエピソードを交えながら綴っています。
TOEIC905点英検準一級(移住前)

こんにちは!

 

先月、夫が割と長い出張へ出ました。 

その間に、やりたいことがあったんです。

 

それは、「1日1捨を習慣づけること」です。

 

以前、大人気ブロガーさんの記事で、「小さなものでいいから1日1つ捨てる」というのを読ませて頂いて。。。

 

あっこれならワタシも出来るかも!と思い、始めました。

 

オーストリアへ移住した際、言葉が通じない土地で新しくイチから揃えるのも大変でしたが、

日本で全てのものを整理するのもものすごく大変な作業でした。

(夫が先に出発したので、幼子を抱えて、ワタシが一人でやり切りました。実母が手伝いに来てくれましたが。)

 

新しい土地では、今度こそ慎重に慎重に!! 極力モノを増やさないようにしなくちゃ!!

 

そう、固く誓ったはずなのに、数年も経つと、モノで溢れるようになりました。。。

 

今回、捨てたものは全て紙に書いてリストにして、小さな達成感を味わっています。

 

小さなことですが、少しずつ部屋がすっきりしていっている気がします。

何より気持ちが清々しくて。。笑

 

特に、日本から持ってきたモノは、もう使っていなくても「勿体ない!!」と思ってしまいがちなのですが、今回思い切って処分してみました。

 

「誰かに譲る」とか「リサイクルショップ」へ。。。などと考え始めると進まなくなるので、思い切って「処分」を選択しました。 

 

オーストリアは、身近な人に「譲る」文化、「貸す」文化が未だ残っている気がします。

 

結構、すぐに「貸してあげるよ~」とか「貸して~」って言われるんですよね。

以前、ドイツ人の友人メラニーにピアノを再開したと伝えたら、じゃあ、ピアノ貸してあげるよ~と言われたことがあります。。。笑

 

物を大事にしていてとても良いことだと思います。 思うのですが。。。。

 

夫と話し合って、我が家では、人様から「借りない」ことにしています。

 

オーストリアへ来てから、友人たちが「貸してあげるよ~」と言ってくれるので、ワタシがそれに飛びつこうとすると、夫が「自分たちで買うからいいよ。断って」と言うのです。

 

日本での整理に大苦戦して、極力モノを増やしたくないワタシは、「なんで!! 借りようよ~」と当初言っていたのですが、

 

夫:「もし壊してしまったり、汚してしまったらどうするの? 弁償できるものなら買って返すこともできるけど、もう売ってないものだったり、思い出のあるものだったらどうする? 関係が気まずくなるよ。そっちの方が大変だよ。」と言われ、ごもっともと納得しました。

 

逆に、何かを貸す際は、あげるつもりで貸すように心がけています。

 

「譲る」文化についても、ワタシ自身、難しいと感じます。 

相手に迷惑じゃないか??と考えてしまうんですよね。

 

アメリカ人の友人ジュリアが、ウィーンへ引っ越しをする際のことです。

引っ越し最終週にジュリアとお茶の約束をしていたんですよね~。

 

待ち合わせのカフェに行ってみると、ジュリアが大きな紙袋を抱えていました。

もしかして。。。と思うと案の定、お古をもらって欲しいとの事でした。

 

次男くんのお洋服のお古と、アメリカに居た頃の日本人の友人〇〇子さんからもらった、おにぎりを作るプラスチックの型をもらって欲しいとの事でした。

 

ワタシ:「ジュリア。。。 ありがたいんだけど。。。でもね、悪いんだけど、ワタシも今断捨離してるんだよ。 特にこのおにぎりの型はワタシには必要ないって知ってるよね? ワタシ日本人だよ? これなしで、上手におにぎりにぎるの知ってるでしょ??」 ←ジュリアにはこれまで日本食を指南しています。

 

ジュリア:「分かってる。。。でもね、どうしても自分では捨てられないの。 どうにか使ってくれない?」

 

ワタシ:「そう言われても必要ないんだよ?」

 

ジュリア:「ワタシね、キリスト教でもけっこう戒律が厳しい宗派に両親が属していたから、物を捨てることにとっても罪悪感があって。。。自分では捨てられないの。。。〇〇子にも悪いし。」

 

収拾がつかないので。。。←英語で押し切られたとも言えます。やっぱりネイティブには負ける。。。笑

 

ワタシ:「。。。 分かった。 お友達で日本食に興味がある人にあげるよ。」

 

しぶしぶ受け取ったおにぎりの型、全く使っていない新品だと言っていましたが、新品でも劣化するんですよね。。。自宅に戻ってしっかり見たら、人様にあげれるものではなくなっていました。

 

結局、ワタシがお会いしたことのない〇〇子さんへ申し訳ないと思いながら、処分しましたよね。。。

 

次男君のお古にしても、我が子と4-5歳年が離れているので、数年は保管しておかなければならないんですよね。。。 しっかりと着古した後のお洋服も流れてくるので。。。

「要らなかったら遠慮なく捨てて!」と言ってくれるのですが。。。

 

これを受けて、断捨離に人様を巻き込んではいけないと思い、「譲る」ことも控えるようになりました。

リサイクルショップは利用しています。

 

ジュリアとまだそんなに親しくない最初の頃に、一度お古をもらってしまってから、断り辛くなったんですよね。。。 来週会う予定なのですが、ウィーンからまたお古を持ってきてたらどうしよう。。。とちょっとビビっています。 笑

 

目標は、お部屋をシンプルにして、毎日のお掃除お片付けの時間を短くして、自分の為の時間を確保することです。

引き続き、頑張ります。

 

サウロロフス