倉敷駅近辺唯一の水風呂を備えた温浴施設。

サウナ室2種に深めの水風呂。


http://kuranoyujpn.sakura.ne.jp


採点者 : サウ二スト虚弱

サウナ : タワー型サウナ、温度計83度湿度そこそこ体感ぬるめTV付き。塩サウナもある。 4点
水風呂 : 温泉使用?水温計無し体感20度、深め、水があまり動いてない。汗流しカット頻発、塩素感あり。 3点
休憩 : 露天に椅子、浴室内にベンチ。 6点
清潔感 : もう少し頑張って欲しい。 4点
お風呂 : 天然温泉、浴槽各種。 6点

客層 : 土曜日22:00IN、そこそこ混んでいる。民度低め。 2点
営業時間 : 10:00〜23:45

値段 : ゆったりコース¥750+レンタルタオル代

 

総評 : 

前回の倉スパはなかなか良い施設でしたが

倉敷市は駅周辺に温浴施設の数が圧倒的に少ない。

2日目にして早くもサウナジプシーになってしまった僕とモヒカンパイセン。


人口約47万5千人の大都市なのにこの少なさには何か理由があるのだろうか?


宿泊したホテルの大浴場にも一応サウナ室はあったが何故か水風呂が無く、危うくのぼせて死ぬところでした。


最近市内にオープンしたセンチュリオンホテル倉敷にも水風呂が無いらしい。

先日、素晴らしいリニューアルを遂げた赤坂オリエンタルと同系列だというのに、何故なんでしょう?


改めて言いますが、サウナにおいての「水風呂」というのは、カレーライスにおける「ルー」である。

水風呂に入らず


「サウナって苦手なんだよね」


って言ってる人は

ライスと福神漬けだけを食べて


「カレーライスってあんまり美味しくないよね」


って言っているのと同義なのである。


まぁ、サウナの本場フィンランドには必ず水風呂に入る習慣は無いんですけどね。行ったことないけど。


日頃から愛用させて頂いている全国版サウナマップ by ひろぽん氏を頼りに唯一近場で発見出来たこちらへ。




渇望していた「冷水浴」の文字。

見ただけであやうくととのいかけてしまいました。


はやる気持ちを抑えつつチェックイン。

この辺りで唯一と言ってもいい温浴施設なだけあって22時を過ぎているというのになかなかの混雑ぶり。

しかも客層が、サウナ室でタオル絞り出すおっさん、常に友達と一緒に行動したがるガキのグループに泣き喚くちびっ子etc…と、温浴施設で遭遇したくない人種オールスター勢揃いの様相を呈していて

サウナマットを都度取って入る方式のタワー型サウナ室は最上段でも温度控えめ、湿度も控えめと序盤からなかなか厳しい戦いを強いられる。



サウナ室から水風呂が見えるのですが、半分近くの客が汗を流さず水風呂に入っていてテンションが下がる。

「公衆浴場においての汗流しカットは死刑または無期懲役」

の法案が一刻も早く可決される事を強く望みます。


入る前から少し気持ち悪いけど背に腹は変えられない。

改めて言いますが、サウナにおいての「水風呂」というのは、豚の生姜焼き定食における「豚の生姜焼き」である。

注文したからには箸をつけないわけにはいかない、豚の生姜焼きに。


まぁ、フィンランド大使館のサウナには水風呂が無いんですけどね。行ったことないけど。


汗を流して、意を決して入水。



水温計は無し、深さはあるものの体感温度は無念の20度越えでもはや熱湯。火傷するかと思った。


X JAPANのYOSHIKIだったら

「水風呂がぬるすぎる!」

とキレて帰るレベル。


循環はしているようだけど、その深さが仇となりあまり動きが感じられず清涼感は皆無。

僕はこう見えてボーイスカウト2級所持者なのですが

サバイバルにおいて

「止まった水は飲んではいけない」

は鉄則。動いていないと水は腐るのだ。


自称肌が敏感な男モヒカンサウニストが


「この水風呂は温泉を使用しているな!ととのう率10%アップ」


と言っていたけど、なるほど確かにここの源泉の水温は19度弱らしいのでそうなのかもしれない。



が、先のファッキン汗流しカット野郎どものせいで

少しヌルっとした泉質も残念ながら僕は全然気持ち良く感じられませんでした。


せめて水温があと10度低ければ

「25度の天然水より10度の泥水」理論が発動してバッチリなのですが、いや贅沢は言うまい。

水風呂があるだけでありがたいではないか。全てはサウナ神の思召しである。


ちなみに塩サウナもあるのですが

椅子を流す水等の用意がされていないので室内はおっさんに塗りたくられた後の塩まみれ。

サウナマットがあるとはいえ、やはりこちらも少し気持ち悪かった。体感温度もぬるめ。

惜しい。


ここまで全く良いとこ無しで

予想通りなかなか苦戦してしまいましたが、どんな状況下においてもととのえるのがプロの証。

施設に肌をチューニングしていくのだ。


浴室が荒れている時こそ紳士的に、

心を無にして水シャワーなどを駆使しつつ

露天の椅子に腰掛けつつ心頭滅却。

備え付けのTVで放映されていた「ひねくれ3」を眺めながらぼんやりととのいました。



ととのう率 : 30%

 


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