山形県上山市の温泉旅館にさくらんぼ狩りがてら、SOT3人で行ってまいりました。
高温高湿度のサウナ室に蔵王を一望出来る外気浴。
採点者 : サウ二スト虚弱
サウナ : 2段シート温度計90度弱、時間帯によってかなり湿度高め、8Fのサウナには女将直筆のポエム有り、TV無し。 8点
水風呂 : 水温計無し体感15.5度〜16度、キャパ8FはMAX2名ほど、1Fは少し大きくてMAX4名ほど。塩素臭無し。 8点
休憩 : 8F展望風呂、1F紅花風呂ともに露天有り。8F眺め良し。1Fはかまくらアイスサウナもあり。 7点
清潔感 : 綺麗にしてる。 8点
お風呂 : 天然温泉。釜風呂等。 6点
客層 : 平日1泊。浴室は空いていることが多い。 9点
営業時間 : サウナ利用時間帯 5:00〜10:00、15:00〜22:00
値段 : ひとり¥15,000くらい(1泊)
総評 :
突然ですが、僕はさくらんぼが大好きです。
あの絶妙な甘みと酸味とサクッとした歯ごたえ。皮を剥く必要もなく、ひと口で食べれて手が汚れないのも素晴らしい。
お腹いっぱいさくらんぼが食べたい!
というわけで、暇そうにしていたモヒカンサウニストとサウニストヒモを誘って山形にさくらんぼ狩りにやって来ました。
JRかみのやま温泉駅から目的地の高橋フルーツランドまでは車で15分ほど。
ウォーキングヲタクのモヒカンパイセンが気温30度の中
「徒歩で行こう」
とわけのわからない事を言い出したので無視してタクシーに乗り込む。
ヒモさんも付き合わされて徒歩で行くようだ。かわいそう。
この時期(6月上旬)は露地栽培ではなくハウス栽培、高橋フルーツランドさんでは佐藤錦、紅秀峰、山形美人の3種類が頂けます。
さくらんぼ好きの僕としてはこの段階ですでに8割がたととのっている。
とにかく手当たり次第むしって食べた。
甘みが強い佐藤錦と紅秀峰を中心に30分で100粒はいった。
普段食べている20粒くらい入りのパックではいつも物足りなさを覚えていたけど、流石にこれだけ食べられたら大満足。
満足したし腹ごなしにサウナでも行くかと思ってハウスを出ようとしたら、徒歩組の2人が今さらご到着。
「おう虚弱、もう30分延長しといたから。」
他の食べ物だったらもう1ミリも入らないところだけど、さくらんぼだったら無限に入る。とてもありがたい申し出だ。
ペースダウンはしましたが、酸味が強くあっさりした味わいの山形美人を中心にさらに50粒ほどいただいたところで1時間に渡ったさくらんぼ狩りは終了。
すみやかにチェックインを済ませて浴室へ…
と、ここで突然猛烈な便意に襲われる。
慌ててトイレに駆け込み事なきを得たものの、その後モヒカンパイセン、ヒモさんと相次いで同じ症状を訴えている。
これはおかしいぞと調べてみたら、なんと原因はどうやらさくらんぼの食べ過ぎ。
こちらのサイトによると、さくらんぼには便秘解消効果のある「ソルビトール」という身体の中で消化されにくい糖が多く含まれていて、これが医療においては緩下剤の成分としても使われている、つまりさくらんぼは天然の下剤のようなものらしい。
そういえば、タクシーの運転手さんも
「さくらんぼは食べ過ぎるとお腹壊すよ」
と言っていたことを思い出す。
一度に50粒以上以上食べると危険らしいのですが、既に時遅し。3倍近い量を食べてしまっているので、とにかく水みたいな下痢が出続けるのである。
お食事中の方、うんこを食べてる最中にご飯の話で申し訳ございません。
だがしかし、サウナのプロが3人も集まって下痢に負けるわけにはいかない
サウナでソルビトールを汗と一緒に体外に排出しなければ。
まずは身体を清めてサウナ室へ。
入り口にこんな貼り紙があるとおり↓
装置の中は確認出来なかったけど、コンフォートサウナ的な事なのかな?
あんまり詳しくないのでわからないけど。
もともとはTVを設置する用であろうスペースに設けられた、祭壇に飾ってあるポエム(と犬)
水風呂もしっかり冷たくて良い感じ!
水温計は無いものの体感15度台後半と思われます。
8F浴場は露天からの眺めも良し。
そして、ここにも女将のポエムが
夢の世界へ旅しよう
もうひとりの
まだ知らぬ自分に
逢うために
素晴らしい。
ちなみに1Fの浴室もスペック的にはほぼ一緒なのですが、こちらには「かまくらサウナ」なるものがあります。
-5度となっていたけど、温度計を見るとちょうど0度くらいでした。
お腹と肛門に爆弾を抱えつつも着実なセッションでしっかりととのい、
ソルビトール排出に成功した我々
晩御飯では山形の山海の珍味を頂く。
漬物全般が嫌いだというモヒカンパイセンは半分以上の料理を食べられないでいる様子。
漬物だけでは無く、きゅうり、セロリ、じゃがいも、パクチー、エシャレット、じゅん菜etc…とモヒカンパイセンの嫌いな食べ物は多岐に渡る。
相当生きづらいでしょうね、かわいそう。
食事後、部屋に戻ったあとは
山形といえばこれでしょう、という事で
ヒモさんが持ってきたPCで「おもひでぽろぽろ」の鑑賞会。
高畑勲監督、山形県山形市高瀬地区を舞台にした、言わずと知れた名作である。
子供の頃に観た記憶がうっすらとあったけど
大人になってから観るとラスト30分の展開の凄まじさに衝撃を受けるSOTでありました。
それにしても、下痢になるほどさくらんぼが食べられるなんてすごく幸せな体験でした。
是非また来年も行きたいです。
というわけで翌日、初夏の山形旅行はもう少し続きます。
ととのう率 : 85%