樫野西脇大本島田 第11話

[It’s only Perfume what jumps over the Perfume!!!]

2010.11.03 Perfume Live@TOKYO DOME「1234567891011」 鑑賞記

11月3日の事は話が長くなります。だからまずは記憶が一番最初に薄れそうなライブの話のみをピックアップしていきます。9,888字ありますのでどうぞご堪能下さい。

【Open the Egg!!】
 まあ、ここに来るまでにはだいぶ長い前ふりがありまして、そんな時間を過ごした後にさあ中に入ろうと言う時にマイミクのJin Chanさんと会います。そして、ぐるぐるゲートを入りますとBIGEGGの内部に潜入。

持ち物検査がきつい人と緩い人の差が激しい(笑)。携帯してるデジカメを預け荷物にされたものもいたり、俺に至ってはペットボトルを所持していたので事前申告してカップに移し替えるつもりがすっかり忘れて座席に座ってました。『日本のクラシコ』こと巨人阪神戦だったらもっと厳重に警戒をなされるんですけれども、そこはPerfumeファンに関する信頼の表れなんじゃないかなって気がします。でも、この日ドーム内部を撮影して、アップした輩がいると言う。お前らみたいなのがライブ環境を悪くしていくんだと言う事をもし読んでいる事を想定してここに書いておこう。

 我々の座席は1塁側1階席39列、場所で言うと野球だと内野指定席の安い方の辺り、ライブ行った人に分かりやすく言うと「玉ねぎの真ん中らへん」別に日本武道館にいたわけではないけれども、でも、玉ねぎの真ん中だったからしょうがない(笑)。

 ステージはセカンドベース辺りにステージがあってそこから「十」の字を描くように花道が作られていたバックスクリーン付近にもメインステージと思しきものがあり、そこには1~10の数字のオブジェ(11まであったかどうか忘れてしまいました)が象られていた。

 まるで格闘技の試合があるような感じなんだけど、花道がグランドの端まであってまるでファッションショーのような佇まい。出てくるのが格闘家だったらファッションショーなんてことは言わないけど、そこはPerfumeだからこその表現になる。
もっと、わかりやすく、エイブラムズ君が描いたスケッチを紹介します。
$サウナビイチ presents 永久クリスマス

<画:エイブラムズ氏>

【ガラモンの如し】
 そしてスクリーンは13個あったそうで東京ドームでこんなたくさんのスクリーンがある光景を初めて見た。スクリーンにはピグモンもしくはガラモンのように風船を手に立つ3人のシルエットが交互に映し出される。もっと分かりやすく言うと東京ディズニーランド「ハニーハント」におけるくまのプーさんのような佇まい。

 噂に聞いてた誰かが飛ぶっていうのは本当にあるのかもしれないそんな期待感を持ったビジュアルだった。

【夢の花道】
 実は、前日に下調べてドームの総合案内所で質問しに行った時にドーム内の映像がモニターに映っててちらっと見てしまった。これはネタばれになってしまうと思って目をそらしたんだけど、興味があってもう1回振り返ったら、テレビの電源は消されていた。

 その時にイメージとして残っていたのはベースランニングのようにダイヤモンド型に花道が作られていたというイメージだったけれども、残念ながらそうではなかった。どうやら俺は本来作られてはいない花道を夢で見ていたらしい(笑)。

 いよいよ、17時を過ぎまして、最後のアナウンスとともに場内は暗転するんですけど、1課スタンドの屋根部分の照明が半分付きっぱなしでちょっと眼ざわりだったのでした。

【Setlist】

00. GISHIKI
 花道の先に設けられたそれぞれのステージから3人がウエディングドレスのベールをかぶったような状態で登場。真ん中にあり「0」と映し出された巨大な山のような布へ向かっていきます。浜崎あゆみが最近のライブで代々木かなんかでものすご―――――く長いベールで登場なんてのをニュースで見たからやっぱりその布も長いのかなって思ったら結構短かった。

01. シークレットシークレット
02. 不自然なガール
 最初は絶対「VOICE」だと信じてたのでこの1曲目がかなり意外だったのと、衣装が蛍光色で暗闇でラインが光るっていうブルーマングループの公演でバックバンドの皆さんが着てる衣装を思い出した。

03. SE~GAME
 最初っから映像はよかったんだけど、この映像が初期のファミコンみたいで楽しかったですね。チームPerfumeにもこういうアプローチをしてくる奴がいるんだなって思うと嬉しかった。我々にとってのGAMEと言えばあれくらいのクオリティ。

04. ワンルームディスコ
 遂に初めて生GAMEを聞いた。ここら辺で気付いたのは曲ごとに彼女達の正面っていうのが曲ごとに変わっているという事、そしてそれまでのライブとは違う踊り立ち位置、と言う事に気付き始める。「ワンルームディスコ」の時のみんなが人差し指を天井に向かって指すイントロは圧巻だった。

MC
 そして、最初のMC。俺の中でPerfumeはライブで3曲やったらMCをやるっていうルールがあるもんだと思ってた。だからGAME終わったらMCと思った矢先にワンルームディスコでびっくりしちゃった。
 MCは勿論挨拶から始まる。3塁側からみてあーちゃん、かしゆか、のっちと言う立ち位置だったので今回もかしゆかの「3人合わせて」は聞けないのは分かったけど、「改めて自己紹介します」の発声はセンターかしゆかだった。いつも端の人が言うにも関わらず、真ん中のかしゆかスタートだったのに驚く。そして1塁側からのっち、かしゆか、あーちゃんと言って、あーちゃんの「3人合わせて」の号令で5万人の「Perfumeです。」

 そこから、いきなりのっちがソロで話し始めてから、後におなじみの客いじりを全方位でやるんだけど、今回はPerfumeのコスチュームの人っていうのと子供連れっていうのが基準だったようです。そして、いじった人全員に「Perfumeです」って言わせるっていうルールを決めていたらしく、それを促す係がのっちってことになってたんだけど、その回し方とか間が絶妙で中田ヤスタカの時には「じゃあ、『ヤスタカです』ってやって貰えます?」っていうのは秀逸でした。しかも、そいつに「クオリティがねぇ」っていっちゃうあたり。

 そしてライブ前コール&レスポンス用のゾーン指定も気になってた、アリーナ、1階席、バルコニー、2階席という横割りのゾーンを見事に縦割りにして、ジャガイモ、玉ねぎ、人参と分割、そして『「お肉」と言ったらみんなでおにくぅー』と叫べと言うあーちゃんの指令にみんな従うわけだけれども、そこで出た結論が「やっぱカレーじゃね」っていう話。

 個人的にこのMCで衝撃が≪初めてのっちの広島弁を聞いた≫っていう事だったりするわけです。あーちゃんのはデフォルトで、かしゆかのもたまに聞いたことはあったけど、のっちのお初でした。そこで興奮。そして、「ここからはラブリーな曲を」っていう話で。5曲目がスタート。

05. ナチュラルに恋して
 やっぱりいい曲ですよ。そして、スタンドから見てるから俺の好きなPerfumeのダンスにおけるフォーメーションっていうのが分かって楽しかったのと、着実に「フォー」って叫ぶタイミングも逃さず言えた事でかなり満足しました。

06. love the world
 ここら辺で手拍子をし続ける事に限界を感じました。

07. I still love U
 やっぱりいい曲ですね。やってくれるとは思ってなかったんでやっぱりいつもと同じ場所でグッときました。あの「携帯電話が震えたと思ったけど、気のせいだとがっかりした」と言う部分ですね。そして、初めてあーちゃんのウィンクを見た。

08. 575
 そこから遂に現れた575だったんですけど、メリーゴーランドのように真ん中で立って歌うあーちゃんにぐるぐる回る外周のゾーンで座っているのっちに、逆方向で立っているかしゆかっていう3人。

 ラップ部分はいつもの通りヒップホップのノリで手を上下してましたけど、やっぱりそういうノリではないんですね、でも「1,2,3」「終わってる」「ああ暇なう」「チャンス」「プッシュナウ」「からの」「せめぎあい」「ナチュラルハイ」くらいの部分は『今夜はブギーバック』っぽく言おうと思ったんだけど、それはスタンダードではないみたい。
でも、映像がプロモっぽくってどっちに目をやっていいのか迷っちゃうくらいの演出でよかったですね。そして、最後は涙を誘うようなどこの携帯キャリアの企業CM名乗ってくらいしびれる演出でした。
「会いたい時にあなたはいない」みたいなコピーにぐっと来た。
そんな女子と会った事もないから、そういうところでもビリビリ来るわけです。もしかして、アリーナの皆さんは見えてないかもしれないけど。思いのほか、皆さん日記で触れてらっしゃらない。

映像(着替え)

09. Perfume no Okite(Perfumeの掟)
 初見でした、「凄い新曲ですねぇ」なんて唸ってて、後からいろんなファン歴の長い方に「あれは本当にやばい新曲ですね」なんてみんなに言ってたんだけど、俺はまだまだ新参者なわけですよ。

 これが昔からやってる曲だって聞いてかなりしびれました。色んな人に「YMOっぽくてカッコいい」ってはしゃいだんですけど、でもね、初めて聞いたんですから俺の中では新曲ですよ。本当にこれは凄かった。WOWOWさん本当にこればっかりはお願いします、映像で残して。そして、徳間さん何らかの形で音源にして。 しないならしないで良い、それを見た優越権は僕らの物だから。

10. VOICE
 「Perfumeの掟」からっていうのはありましたけど、これがこのライブのベストテイクでした。バックスクリーン方面のスクリーンでは歌詞を出すっていう演出があって、Perfume自体は真ん中のステージでやるんだけれども、ステージの高さとバックスクリーンの画像がリンクするように出来ているようでそれが重なった瞬間の映像が本当にカッコよかった。なんか、一本の映画を見てるような気分に陥った。そして、その歌詞を示す映像がたまらなく好きで、カラオケボックスで「show劇クリップ」ってあるでしょ、こんなやつ。

 これよりもだいぶおしゃれですけど、こんなイメージの前でご本人が歌っているというシンクロの絵面が本当に良かった。たぶん伝わりづらいんだろうけど、「輝く宝石みたいに続くなら」っていうところの「かがや」って部分が「輝」っていう字が3連続で出たりとかね、ライブで使ったあの画像を「SHOW劇クリップ」で歌いたい気分だよ。思わず、そうかこれからカラオケなんだよなって思い出したりしたもの(笑)。

11. コンピューターシティ
12. エレクトロワールド
 いよいよドームでもレーザーが放たれ出したのは確かここら辺。いよいよ東京ドームがレイヴ空間になり始めて来た。
やっぱりPerfume的にもここがコンボっていうところになっているっていうのが嬉しくもありました。ライブの選曲はメンバーがやっているわけですけれども、アルバムの曲順のイメージが俺にも強くて、同じイメージを持てている事が凄い嬉しかった。そして、エレクトロワールド5万人の「オィ」ってコールがドームを張り裂けるように鳴り響きます。

MC

 このブロック凄かったですね、みんなの衣装がエメラルドグリーンだったんだけど、それを受けてのっちの急な『新メンバーを紹介しますティンカーベル』っていうのは良かったですね。

 あと、かしゆかの衣装がキャベツみたいだ的な話をしていたんだけど、今回のライブはテレビ収録も意識したものでしきりにイヤーモニターで「かしゆかさん髪が乱れてます」的な指示が飛んでたらしく、かしゆかの髪型調整っていう時間があった。横浜アリーナで見たツアーの3daysでも、パーフェクトだったかしゆかの髪が乱れていた。つまり、今回のライブはそれだけ激しい動きを要求されたものだと言う事を証明するのに十分だったんじゃないかと思う。

 そして、東京ドームでの歴史において、YOSHIKIが「カレーが辛い」と言って帰った。マドンナが控室で余興でやっていたピンボールの成績が思わしくなくてへそを曲げてライブが2時間押したと言った伝説と同じく名を残しそうなはエピソードが出現。

 あーちゃんの「間借りしておきながら大家を脅かす無礼な鳩の話」が繰り広げられる。それに対して「ドームでする話じゃないでしょ?」と言う突っ込みではなくて「ハトがこわいって話をドームでするってカッコいい!」と言うかしゆか(だったはずなんですけど、ロッキンオンの高橋氏はのっちであるように書いてる。)のベストチョイスな受け答えとかPerfumeじゃないとそんなことは決してないでしょう。中山秀ちゃんだったら絶対にこの流れをつぶしてしまうと思います。

13. パーフェクトスター パーフェクトスタイル
14. Dream Fighter
 そしてこの後半戦でファンの間で一般的に「中田ヤスタカがPerfumeに捧げた」と言われている曲が2つ続けるっていうのもPerfumeなりのメッセージがあると思われる。DJ的に言うとこういう流れっていうのは誰もが思いつかないところであり、Perfume自身ならではなんじゃないかなって気がした。

15. PTAのコーナー(The best thing~セラミックガール~love fool)
 そして、ライブ恒例のPTAのコーナーになったわけだけれども、46と共に言った言葉が「早くない?」っていう言葉。この早いっていうのは「もうライブ終わっちゃうの早くない」の意味の「早い」であって、時間の経過の早いっていう意味ではない。

 ここから諸々のカウントダウンっていうのが始まって「この曲やってない」みたいな事を思い出すようになるんだけど、今になって思うと、みんなが言う『時間の経過が速かった』っていうのはここで感じていた事なのかもしれない。

 メドレーのようなこの3曲は全てフルでやってくれるもんだと思ってたから、ちょっと流れた時は「この後やるから練習にどうぞ」って感じで一気にやるもんだと思ってたので、ちょっと手を抜いて踊ってたんだけど、そうではなかった。

 Love foolに至っては念願の曲だとばかりにともかく音楽に乗ってしまって振り付けとか見れなかった(笑)。この時点で確信したのはLove foolはもう完全に音源として残さないんだろうなってことだった。しかもPEPSI NEXとも言っちゃったからきっとオンエアもされないでしょうね。あと不満があるとすればsurvival danceのBGMが入るタイミングが遅れてたなってことくらい(笑)。

16. ジェニーはご機嫌ななめ
 そして、「PTA~チョコレイト・ディスコ」ってリレーを覆されて、これもまたそうなんだけどライブの定番曲につながった。お立ち台らしきものが上がりながら歌う。この曲の時点でただののっち好きから全員好きになっていた俺はもうフルスロットルでメンバーの名前を絶叫してた。そして、この曲で一番好きな自分の名前を叫ばれて「ありがとう」と声に出さない声で言うあーちゃんは見られなかった。上がるはずのお立ち台が最初から上がらなかったからなのかもしれない。もしくは俺が興奮しすぎて見逃したのか(笑)。

17. (コンピューター ドライビング~Intro)Perfume
 フェスでやったコンピュータードライビングは揺れただけ、でも今思えば尺の都合で全部流せないけど聞かせたいっていう彼女達なりの気遣いだったのかなって思ったり、つかの間の俺達のドライビングは終了してしまう。そしてすぐにPerfumeによる彼女達によるドライビングが始まる。人力の車的なものに乗ってサインボールを投げながら熱唱。

 流石に車が手動らしくて前の車と車の距離が一定じゃないのはご愛嬌である。コンピュータードライビングをここに入れたのはそういう事なのかっていう一人で理解したのは終わってまとめている今になってから。

18. チョコレイト・ディスコ
 やっと、ミラーボールが使われる。ドームの屋根が光ってた。どんなフェスでもパーティーでもいかなる時でも必ず聞いてる曲で聴き飽きちゃったかなという面も否定できないけれども、ちょっとだけ振りを覚えていた事でなんかPerfumeと一緒に踊ってるっていう勝手な一体感を感じるようになった。これはクラブ通いのなせる技なのかもしれない。

19. Puppy Love
 なんて言ったかは覚えてない。でも、イントロの時にあーちゃんが何か言った事と、その後に涙した事は覚えている。この時は涙が溜まってた。そして、いよいよクライマックスなんだなっていうのをより実感し始めて「思ったより物足りない」っていうのを強く感じていたのは確か。それでも、体は正直なもんでライブでのお約束である「上下上上下上下下」をやる後半は肩に疲労がたまってた。

 体は正直だ、今思えば、もう結構ライブをやっていたというサインだったのだろう。

20. wonder2
 イントロから涙は流れていた。初めて生で聞いたwonder2、イントロ聞いてそして歌詞を噛み締めるように聞くもんだからもっと涙があふれてた。歌ったらもっと脳が歌詞を咀嚼するからそれはやめようと思って歌わなかった。涙を抑えながら「止まった時計ってライブの事なのかも」なんて思ってた。

---encore---
 ドームの頭上には満点の星ではなくて数字がレーザーで映し出されます。この時点でまだやっていない曲達を並べながらも、最後の曲は「願い」なのかなんて思いながら登場を待つ。

MC
 登場は「ねぇ」のジャケットの衣装で登場。市販のものらしく取り寄せたたくさんの皆さんがいらっしゃっていたので開場前によく見ていたけれども、やっぱり本物を見ると興奮しますね。そして、この時点で「新曲やります」フラグが立ったわけです。

 で、新曲の告知で「12月10日に新曲が出ます」ってあーちゃんの話にびっくりしまして、『2か月連続で出すの』見たいになったんだけど、それは間違えただけと判明しまして(笑)。そこから「ねぇ」に関しては踊りがアルゴリズム体操に似てるっていう話でしきりに盛り上がって、アルゴリズム体操実演ってなって、

 これ46と俺の自慢だけどあの時拍手を一番最初にやったのは間違えなく俺たちでした(笑)。

21. ねぇ
 ライブ前1回だけプロモを拝見してましたけど、実物は凄すぎた。やっぱりスクリーンの映像を見入っちゃったんだけど、黒バックの背景にピンクのタイツが映えるったらありゃしない。この映像を見て、今回のライブの為にその衣装を選んだんだろうなっていうのを実感させられました。ライブ用の衣装を選んだ結果ジャケ写にしようっていう流れなんだろうなっていう気がする。

 しかし、その衣装が本当に映えてた。そして、噂のタップダンスのような振り付けはもう真似ようと思うつもりはないからよけいなんだけど、「圧巻」の一言。色んなところで振りをコピーする「フリコピ」っていう人達がいるんだけど、これはそういう人達への挑戦状なんじゃないかって気がするくらい高度でした。

 そこで思ったのが今回のタイトル「Perfumeを越えるのはPerfumeしかいない。」そんな気がした。

 そして、あの重低音での終わり方とんでもなかった。J-popっていうジャンルにこれが落とされるのかと思うと嬉しくてしょうがない。この重低音から他の曲につなぐのと思ったらそこから「ねぇ」はフィナーレを迎える。思わず絶叫してしまった。

最後のMC
それぞれの「ライブの感想を」って事で。
「これが夢みたいって事なんだなって思った」と言うのっち。

「もうアンコールなんですね……まだこれからライブが始まるんじゃないかな?ってくらい、一瞬に感じちゃって。これからも頑張っていきたいし、Perfumeでいたいと思っているので、応援よろしくお願いします!」とかしゆか。

「『21歳で10周年って、苦労人じゃね』とか言われるけど、無駄な時なんてなかったし、前を向いてやってる3人は何も変わらないし……このステージにかしゆかとのっちと一緒に立ててることが、本当に嬉しいです!」とあーちゃん。

 某サイトから抜粋だけど「…」は涙で止まった時間です。これは本当にダメでした。何度このセリフを読み返してもグッときます。当日も「無駄な時なんてなかったし」っていう部分から完全にダメでした。あーちゃんの凄いのは涙を流しても一気に止まるっていう制御機能のようなものがあるってこと、しっかりと直後に妹の所属する9nineの新譜まで紹介するっていう切り替えっぷりにはびっくりした。それがプロなんだなって。

「最後の曲は私達にチャンスを与えてくれた曲」
22. ポリリズム
 最後と言われて、実は振り返るとあの曲もあの曲もやらないんだと思ってちょっとがっくりしてたんだけど、この曲が最後で自分の中が救われた感じがする。特に終盤の感想で「オィッ」って叫んだときにあーちゃんが遂に涙を抑えられなかった所。

 ポリリズムって言葉をたたみかけるところでは、「リズム」って言葉に合わせて花火のような爆発が繰り返されたところとかは完全にチームPerfumeのふっきれたこだわりを見た。これはほめ言葉ととらえて頂きたい「いやはや、この人達凄いバカだなぁ(笑)」って。そして終了後、3人はセンターステージから下の方へ消えていく。

【歴史の証人】
 ライブを見終わった直後の感想は「ベスト盤を出した後のアーティストのライブみたい」って感じがした。それこそ、メジャーデビュー以前の「彼氏募集中」とか「カウンターアトラクション」とか「スーパージェットシューズ」とか「おいしいレシピ」とかやらなかったので物足りない感があったのは確か。

 それでもそのライブ前後の色々含めて「楽しい一日」って後々にくくられたんだけれども、更にその後買ったパンフレットをこれを書く前にじっくり読んだ結果分かったのはこのライブは「10周年の集大成ではなくて11年目の現在」がテーマだった事を知り、そうなるとこのセットリストになるっていうのが理解できた。

 僕達は遂に歴史の証人になった、それは間違えのない事である。今まで映像だけで見てた原宿アストロホールにも、Zepp東京にも横浜ブリッツにも日本武道館、そして代々木第一体育館、横浜アリーナでの収録日にもいなかったから感慨深い。

 そして、俺の中でのPerfumeベストライブだった、それも間違えのない事である。「Perfumeのベストライブ」って言いきってしまうと、いわゆる古参ファンと呼ばれる底辺の頃からその更に底辺として支えて来た仲間達の中では違うかもしれないので、そういった方々への敬意も含めてそう言っておきたい。マイベストライブであったと。

もともとライブでやっていた曲達であっても、踊りがアレンジされていたり、ある意味円形劇場的なステージだったからそれぞれが別方向の客席に向いて踊っていたりとかそれまでのどんな曲よりも今回のステージで行われた曲は演出も凄くて最高だった。

 勿論俺は色眼鏡でPerfumeを見てる。だけれども、その眼鏡を外したところで俺の結論は同じである、B’zだろうとサザンだろうと福山だろうとポルノグラフティだろうと、X JAPANだろうと、そしてゆずであっても、いわゆる「ロックフェス」に出る人達がやるドームライブでは一番凄いと思う。これくらいすごい事が出来るのはジャニーズ系統とか、マドンナとかビヨンセだけだと思う。実際のところ、マドンナは係員として東京ドームで、ビヨンセは客としてスーパーアリーナで見てるわけだけれども、今思えばあのスケールはそれくらいのもんだと思ってる。

実はくくってはいけない話だ。みんなバンドであるからして、楽器を持っているから動けと言われて動けるはずがない。一緒にするなよって言われて当然の事なんだけれども俺の頭の中は別にCDショップではないのでそんなに区分けはしてない、全て横一線になってる。だから、ベートーベンでも中田ヤスタカでも同じところにいる。ウィーンフィルがあんなこと出来るか?出来る筈がないのです。まあ、そんな比較はどっちでもいいことだと思う。みんないろいろ比べたがって、Perfumeも勿論比較したがるんだろうけれども、比べる物じゃないっていうのをふと思う。「ねぇ」のくだりで言った部分「Perfumeを越えるのはPerfumeでしかない。」そんな事に気付けたのが今回のライブだと思う。

やっぱりPerfumeには色んなファンがいるわけです。それこそ、我々のようなクラブパーティーでPerfumeをでかい音で聞いている人もいるし、テレビ番組で見て好きになってライブでしか大きな音で聴かないっていう人もいる。前者は踊るようにのり、後者は手拍子をし続ける。

 どっちも正解なんだけど、Perfumeっていうのはこういう異なる人達を一気に集めるっていうPerfumeの凄さを感じ取ることが出来ました。

 そして、東京ドームだけのたった1日のライブだったから全国からいろんな人が来たわけです。そんな人達とも交流を深めたわけで、Perfumeのおかげで楽しい一日を過ごせたなと言う実感が強い。でも、その話は別のところで話す事にしましょう。
 
 これまでのライブって正直殆どのっちしか見てなかったんだけど、それまでの10本の連載を書いた事で3人のそれぞれの部分をより好きになった事もあって、今回のライブは色んなところに見所があって、本当に忙しかった。そして、何回か休憩で椅子に腰かけた。それだけタフなライブでもありました。