樫野西脇大本島田「第10話 究極のPerfume10×3」
【Perfume Live @ TOKYO DOME直前企画】


≪プロローグ≫
 Perfumeに関わる9つの話をし終えた。それが島田とPerfumeの歴史のすべてだと思う。ここからはPerfumeにおける東京ドームライブ前日の今の自分の状況をお話ししようと思う。前回の予告にも書いたけれどもPerfumeと濃密なまでの興味を持った2年間で3つの立場から携わっていた。ファンとして、末端のDJとして、Perfumeをよく知

らない人達に伝える伝道師としてその3つの立場から選択した楽曲をご紹介したいと思う。



≪第1章 as a One DJ≫
 きっかけはどうあれ、PerfumeきっかけでDJとしての活動が復活されたわけですけど、一番最初はDJとしてPerfumeの10曲を選んでみようと言う事を試みました。今回選んだ選曲はこんな設定です。

[設定]
 2010年11月2日にあるノンジャンルのパーティーにDJとして招かれた島田がオーガナイザーから事前に45分の持ち時間と「ドームライブの前日だから、Perfume特集を島田君でやってよ。今回やるDJはPerfumeは持ってないから、Perfumeを見せつけてほしい」みたいな感じで言われた場合。


VOICE
リニアモーターガール
不自然なガール
セラミックガール
モノクロームエフェクト
Baby crusing Love
エレクトロワールド
ナチュラルに恋して
チョコレイト・ディスコ
love the world
SEVENTH HEAVEN


[選曲意図]
 個人的にドーム一発目はVOICEだと思ってるので最初にそれをかけて、やってみたかったガール3連発。そして、好きな曲を並べていって、エレワで思いっきり盛り上げてみんな知ってる曲を並べていって、多分知ってる人は少ないであろうSEVENTH HEAVENで終わらせるっていう。おなじみのwonder2とかは聞かせません。興味持ったら、CDで聞いて欲しいので。そんな選曲、これで46分くらいなので色々重ねて45分。


 ちなみに、メジャー流通してる音源しか持っていないので、あの曲とかあの曲は入れられませんでした。そういうところは11月2日のリアルを追求してみた。


≪第2章 一人の布教家として≫
 大体において、ファン以外の人達にPerfumeと言うのはなかなか伝わりづらい事が多い。どんなに俺が何文字も熱狂的に書いても振り向かない人は振り向かない。それでも、これを読んで「Perfume面白そう」と思ってくれた人がいたらこの第1章を捧げよう。


テーマ【Perfumeに若干興味を持ってくれた人達に見せたい映像作品十選】
 ここは順不同です。どの順番でも良いからこの10個のうちの1つは見てほしいものを解説付きでお話しいたします。


「チョコレイトディスコ(武道館のライブ版)」
 基本的に楽曲として皆さんご存じだと思います。そんな皆さんによく知って欲しいという意味で踊りを見て頂きたいのと、それ以上にオーディエンスの熱狂を見てほしい。大声で叫ぶ『ディスコ』という言葉の連呼を。きっと、あなたも言いたくなると思います。


「Plastic Smile(武道館ライブ版)」
 これは踊りですね。最初の辺りとか自分でも出来るかもなんて思うけど、舞台上にある段差に座って足を交差して踊るところとかに驚いて欲しいです。色んな中であえて武道館を選んだのはそれゆえですね。

「シークレットシークレット(ライブ版とPV)」
 個人的にどっちも指定します。全く違う色彩です。思い起こせば、Perfumeと知らなかった時に『これ、面白いなぁ』って思ったのはそのPVでした。そしてライブ版も踊りが面白い。第6話辺りで書いた魅力であるシステマティックなPerfumeの踊りを最も現してるのがこの曲だと思います。


「コンピューターシティ(直角二等辺三角形ツアーライブのもの)」
 Perfumeの代表曲でありますけれども、最大の魅力は3人が向かい合って人差し指をE.Tのようにしようとしてそこから急に飛び跳ねるようにはなれるっていうところです。これはクラブパーティーでもお楽しみな部分なんですけれども、一番3人の笑顔が素敵で『本当に彼女達は仲が良いんだな』っていうのを感じます。

 そういえば、余談ですけど、<笑っていいとも>でタモリって女性の集団ゲストが出てくると必ず『仲悪いでしょ?』って聞くんだけど、Perfumeの時だけその話をしなかったんですよね。きっと仲の良さがにじみ出てるんだと思う。


「ジェニーはご機嫌ななめ(ライブ版ならどれでも)」
 Perfumeオリジナルの曲じゃないんですけど、これもオーディエンスの熱狂を見てほしいです。そして第9話でも書きましたけど、俺があーちゃんで一番好きな所が見れる曲です。あの時のマイクには乗らないけど言ってくれる『ありがとう』を聞けるなら俺はその一言で喉さえ枯れて良いと思ってる。


「ナチュラルに恋して(PV)」
 俺の好きなPerfumeのフォーメーションダンスっていうのが見れる作品であり、一番3人のPVの中で一番自然な顔が出ている作品。だから「ナチュラル」なんでしょうけどね。そして、「動いてる床」が人力で動いてるっていうのを知ってチームPerfumeの凄さっていうのを実感させられる作品です。


「マカロニ(ライブ版)」
 好きな曲なんですけど、これは振り付けもついて初めて成立する楽曲だと思います。この曲だけは色々な事は考えずに見とれてしまいます。


「Kiss and Music(ライブ版)」
 この曲はPV無いんだけれども、Perfumeのダンスを見るならこの曲っていう曲の一つがこれだと思います。本当にかっこいいダンス&MUSICかなって思います。個人的にはPerfume好き兼水曜どうでしょう長野藩士でいらっしゃる「めぐさん」のフリコピにおける代表曲かなって思います。もう、フリコピって言わなくてもいいと思いますけどね。とにかく、これを見て俺はマイケル・ジャクソンを連想しました。外国の友達に薦める時は間違えなくこの曲だと思います。


「Dream Fighter(PV)」
 このPVはDVDとしてかなりほしい作品です。Perfumeのプロモと言うよりも俺が見た邦楽プロモで一番好きな作品の1つです。あのオレンジの衣装とか、よくわからないけど泡のように消える演出とか、のっちの鎖骨とか一番良いです。ちなみにPerfumeの衣装ではあれが一番好きなんでお薦めです。


「edge(全てのライブ版)」
 個人的には全てお薦めですけれども、これ実はお勧めしたい順にカウントダウンをしてます。だから、これが一番お薦めしたい映像です。しかも、武道館→代々木→直角二等辺三角形という順番で最高傑作の進化の過程をご確認いただきたい。マジでビヨンセに見せてあげたい。『皆さんがデスチャをやっているのと同じくらいの年齢の時にこんなパフォーマンスをしている3人組が日本にいるんだぜ』って。それくらい、圧倒されます。



≪第3章 僕の好きな歌≫
 数あるPerfumeの曲から10周年にちなんで10曲選んでみよう、そして順位もつけてみようという企画には無理があった。でも、それが厳しいと思った時に全曲をライナーノーツ風に解説しようと思ったけど、それも厳しいなって思った。個人的に締め切りを設けたので、それは守ろうと言う事で苦渋の選択の末、こんな感じにしてみました。


[10曲選んだ好きな曲とその次に好きな10曲、結局ベスト20]


20位:カウンターアトラクション
 パーティーでもあまり流れない曲でbitterでしか聞いたことないけど、「カウンターアトラクション」って時のさびの音の下がり方が大好き。


19位:スウィートドーナツ
 全体的に好きなんだけど、特に好きなポイント「鼓動が速く多く打つ」と言う歌詞とその譜割。


18位:パーフェクトスター・パーフェクトスタイル
 一時期、崖っぷちに追い込まれたPerfumeに「君たちは素晴らしいんだよ」って中田ヤスタカがメッセージとして送った曲っていう事で物凄い美化されてたけど、その時期には実は「チョコレイト・ディスコ」を作成していたため、美談だと知るんだけれども、それでも凄い曲。4分15秒のこの曲中に俺は気分を高めて集中すれば泣けると思う。


17位:SEVENTH HEAVEN
 DJやったら締めに使いたくなるくらいすごい好きな曲だけど、このポジション。個人的にはふりで最後の方で3人で向かい合って笑うシーンが好き。


16位:GAME
 結局一番最初Perfumeを見直し始めたのがこの曲だったんだなと今回の連載で振り返って気付いた。やっぱり、重低音好きだからこそ食いついた作品。


15位:Zero Gravity
 ポイントはのっちの甘い声が一番聴ける曲だと思います。ライブの映像も好きなんだけど、これは食いつく人達にはまだお見せできないもんかなって思う。ファンになったら見て頂きたい(笑)。


14位:願い
 楽曲として素晴らしい。これを聞くと絶対涙してしまう。色んな思い出が詰まってる一曲。もう、第5話Perfume JAPANでご紹介したけど、Perfumeライブを一緒に見たけど、今年の夏に島田をフッたという女子のエピソードがあったけど、そのきっかけの話をちょっとさせてください。
 告白して4ヶ月くらい待たされたから業を煮やして、会話の流れで電話で「あれから4カ月たったけど、俺達って前に進んでるの、それとも下がってるの?」って聞いた俺に対して彼女が出した答えが「平行線」と言う3文字。今、思えばこの曲からの引用だったのかもしれない。


13位:Puppy love
 「絶対的な信頼と感情的な行動」から始まる~的な言葉の連鎖が大好き。そして、ライブでは己の体力の低下を思い知らされる曲です。


12位:Butterfly
 フロア向けの曲としては最高だと思う。「ケミカルブラザーズが最近日本の女子とコラボしたらしいよ」って嘘をついても引っかかるんじゃないかなってくらい心地いい電子音です。DJっていう立場で言うとネタとして、これにモスラの映像をかぶせたいと思ってる。そんなことは良いとして、このPVが物凄いかっこいいんですよね。でも、もったいぶって初心者には見せたくない(笑)。


11位:シークレットシークレット
 曲でかっこいいなと思って、それにダンスを見てやられた曲ですね。シークレットと言って指を唇にあてるしぐさが好き。


10位:VOICE
 現時点での最新曲。かなり好き、チャイナテイストって言ってたジャーナリスト達には首をかしげます。踊りで「点と点をつなげてこ、everythingを合わせてこ」って時に指で数字の3を示すんだけど、それを見る時に鳥肌が立つ。はねさせておいて、鳥肌まで建てさせるのかよって思う(笑)。


9位:彼氏募集中
 アイドルアイドルしているPerfumeは好きではないけど、もろアイドルな曲が9位に入る。だってしょうがないじゃん、好きなんだもん、彼女いないもん。で、いつも思うんだけど、その歌詞に自分を照らし合わせて「俺じゃないな」って(笑)。


8位:ワンルームディスコ
 旅行会社に勤めていた時に本当に陰々滅滅としていた2009年4月に俺を救ってくれた曲です。なんてゆーか、日々新しいんだと思って、この曲の主人公だと思って生きようなんて思ってた気がする。そして、この曲はもろにディスコって感じのイントロがあって大好き。


7位:セラミックガール
 「say love me girl」と「セラミックガール」っていう掛け合いが好きですね。それ以上に歌いたい曲ですね。


6位:plastic smile
 これは映像も好きだし、歌うたいとしてみんなに「ああ、ああ」みたいに合の手を受けながら歌いたい曲です。なんか上位に行くと細かい説明がなくなっちゃうみたい(笑)。


5位:モノクロームエフェクト
 6位でそんなこと言ってるけど、これは話したい事沢山(笑)。ライブとかでは聞けませんけど、DJにも入れてるくらいかなり好きなんです。個人的には「東京の星空」っていうジャンルが俺の中にはあって、「東京の空では星が見えにくい」的なメッセージがこもってるソングってすべからく好きなんです。

 例えば、モーニング娘。の福田明日香の最後の曲として作られた「Never forget」もそうだし、フジファブリック「茜色の夕日」とかそういうのなんだけど、それにぴったり当てはまるのがこの曲です。モノクロームエフェクト好きな方は今挙げた「東京の星空」楽曲も聞いて頂きたい。


4位:チョコレイト・ディスコ
 やっぱり、俺をPerfumeと言う世界に引き込んだ曲ですからね。これくらいのポジションにまでは行くと思います。凄いのが2月じゃなくても盛り上がれるっていうのに、歌詞はもろ季節観を感じさせるっていう。ゆずで言うと「夏色」に匹敵する曲であるっていう事。これは俺の一番好きな英単語「disco」を何度も叫べるっていうのが好きな理由でもあります。ちなみに毎年恒例の島田的音楽ランキング企画、楽曲部門2008年グランプリ作品です。


3位:エレクトロワールド
 ライブでもパーティーでも必ずスイッチを入れる事が出来る曲です。あと、俺が一回だけフリコピをDJしながら披露した曲でもあります。パーティーだと「僕の手にひらりと」っていうところでみんなで手のひらを合わせる時が凄い好きです。



2位:wonder2
 「ある日止まった時計がまた動き始めたら、幸せな物語永遠だよ wonder2」



1位:I still love U
 Perfumeだから好きっていうんじゃなくて一つの楽曲として本当に好きな曲です。何度も同じ事をこの曲の紹介で言ってるので聞き飽きた人がいるかもしれないけれども、「仮にこの曲を初めて歌ったのが本当に誰も知らないような新人や地方で一押しのアイドルとかだったとしたら、俺はその子の大ファンになるだろう」っていうそれくらい魔力のある楽曲だと思ってます。結果、それがPerfumeだから今に至るんだけれども。もし、これを秋元康がこの曲を作っていたのなら、俺は今こうやって書いていないのかもしれない。この曲に関しては別に振り付けもいらないとさえ思ってます。それくらい曲として好きです。
ちなみに毎年恒例の島田的音楽ランキング企画、楽曲部門2008年グランプリ作品です。


≪エピローグ≫
 そんなわけで、自分にとってPerfume楽曲に関しての思い入れを書いて10個目の連載ってやつを終わりにします。でも、この曲以外も愛される曲は多いんだけれども、これはあくまで個人の感想です。

≪次回予告≫
第11回「タイトル未定」 
 そして、この連載のラストは11月3日に行われる東京ドームライブを軸とした色んな事を体験する筈なので、それをレポートとして皆さんにご披露したいと思います。