たっちーさんがいる場所は、大垣・・・だったような気がするけど、とりあえず岐阜に行ってみよう!



ちょうど来た電車に乗り込み、流れ行く景色をぼーっと眺めていた。



夕暮れ時で、霞んで見える景色。



あの時の、幸せな時に戻っていた。



寒空の下、20分掛けてたっちーさんの家まで歩いた。



同じ布団に入り観たチャイルドプレイ。



一緒に行った渋谷。



色々なことを鮮明に思い出していた。



私は彼に会ってどうなるんだろう・・・



あっという間に岐阜駅に着いた。



浴衣のカップルが多い。


花火大会だったかー。



『今着きましたー適当にぶらぶらしておきます』


『ごめんね。何か食べたいものあったら探しといてや』



私初めての土地だけど、探せるかしら。



飛騨牛くらいしか思い付かないや。



駅前のカフェに入り、お店をリサーチ。



和食かな。いや、オシャレなイタリアンかな。



いっそのこと焼肉・・・


『あと30分くらいで着きます!てか今日は花火大会じゃ』



『確かに、浴衣の人多いみたいです』



『車の中から花火が見える』



『私も外に出てみます』


カフェを後にして外に出ると、ビルの間から花火が上がってるのが見える!



私も1人で花火を見てる。


いつぞやの1人旅で、広島に行った時も偶然独りで花火を見たな。



早く来ないかな。



外も暑いけど、それ以上に私が勝手に熱くて心拍数が上がる。



暫くして花火が消えた。


程無くして電話が・・・


「遅くなってごめん、今どこにおる?」



「お疲れ様です。駅のロータリーの2階ですよ」



「じゃあ1階に下りて右に向かって来て」



「はーい!!」



やっと会える!



小走りになって階段を下りる。



右の方に行き、横断歩道の近くに立つ人影と軽の車。



走って近付く。



「ラフな恰好でごめん。それに車も掃除してないから、汚いけど」



「全然大丈夫ですよ!」


「とりあえずどこに行くか決めた?」



「いや、まだです・・・」



「じゃあちょっと歩いて探してみるか」



夜の街に出掛けるのでした。
お酒を買って、友達の家へ・・・



4人で会うのは久しぶりだ!近況や昔の思い出話に花が咲いた。



途中で、たっちーさんから着信が・・・



何だろう・・・



『はい、もしもし』



『もしもし、すぅちゃん?仕事でトラブってしまって、明日は夜まで仕事になった』



『あぁ、そうなんですか・・・会えそうですかね』



『うーん、多分大丈夫だと思うけぇ、また仕事が終わったら連絡する。すぅちゃんも友達との予定を優先してな』



『了解でーす』



電話を切る・・・



う・・・ん・・・



まぁ、いいか!会えなくても・・・



何とも言えない気持ちになりながら、翌日の予定を立てた。



明日は友達の彼氏さんに車を出してもらい、伊勢神宮へドライブ!



初めて行く場所にどきどきわくわく。



三重と言えば赤福よね!


翌日、コメダコーヒーにて初モーニング!



小倉トーストにはまり、朝9時に名古屋を出発。



友達の彼氏さんとご対面。



優しそうだし、格好良いし、もうほんとお似合いで2人の仲睦まじい姿を、指をくわえながら見てたよね。



1時間半くらい車を走らせて伊勢神宮の外宮・・・?



という所へ。厳かな雰囲気で、何ヵ所か参拝し何かをお願いしたような気がしたけど忘れちゃった。



頭の大部分では、たっちーさんに会った時のシュミレーションを・・・



たはは・・・



お次は内宮へ。いやぁ、伊勢神宮ってこんなにも広いのですね。



確か、今年は古事記が書かれてから1300年?



って、友達が騒いでいたような・・・



内宮も人が沢山!



お参りが終わり、お土産や食べ物が売ってる通りへ。



酒蔵で原酒とやらを飲み、いい気分になりながら終わったドライブ。



名古屋に着く頃には16時くらいで、名古屋駅にて解散することになった。


たっちーさんからはメールは入ってない。とりあえずメールしとくか。



『今友達とばいばいして、名古屋にいますー。仕事終わったら連絡ください』



汗をかいたからとりあえず漫喫でシャワーを浴びようと、名古屋駅周辺をうろうろ。



連絡が来たのは18時過ぎ。



『ちょっと仕事が長引いとるけぇ、こっちまで来れん?駅まで迎えに行くから』



『良いですよー30分くらいで行きますー』



あぁ、たっちーさんに会うのだ。
それから1週間程経ち、いよいよ名古屋旅行が目前に迫っていた。



うきうきムード高まる中、唐突にたっちーさんからメールが・・・



なんだろう・・・












『別れた』






え・・・











返信に困った。なんて返したら良いかな・・・



『そうなんですか。大丈夫ですか?』



何が?



メールを返して、心の中で突っ込みを入れる。



『これで心置きなく会える』



まぁ、貴方はそうでしょうね。



『来週土日名古屋に行きます!会えそうですかねー』



『もしかしたら仕事かもしれんけぇ、あんまり会えないかもしれん』



『無理はしないでくださいね!身体壊しちゃうといけないし』



『あまり会えんし、少しでも会えるなら無理するよ』



こんなに2人の関係に前向きだなんて、嬉しいけど、やっぱり止めた。



って言われたら、もう立ち直れないんじゃないかな・・・



でも暫くは様子を見よう。



私の気持ちも、たっちーさんの気持ちも。



そしてとうとう名古屋に出発する日がやって来た。



会社帰りそのまま新幹線に乗って、名古屋に住む友達に会いに行く。



一緒に行く友達は有給を取っているらしく、もう名古屋にいるみたい。



会社が早く終われ、そればかり考えてた。



やっと会社が終わり、電車に乗る。新幹線のチケット買ってないけど大丈夫だよな・・・



少しの不安はあるものの、無事にチケットを買い新幹線に乗り込んだ。



どんな顔して会えば良いんだろう・・・そればかり考えてた。



会えるかも分からないのに。



友達に会いに行くのがメインなのに。



そんなこんな考えているうちにあっという間に名古屋に着いた。



暑いっっ!



友達の待つ駅まで直行!


久しぶりに会う高校の友達。



楽しみだ!



友達3人と合流することが出来たのが、11時近かったかな・・・



コンビニでお酒を買ってこれから家飲みだ!