明日の朝は金環日食&カチューシャ日食! | Sauce on Star

明日の朝は金環日食&カチューシャ日食!

ゆえ です。

前夜になるまで何も告知していなかったのは失敗だった……
と、後悔しても仕方ないので、パッとサラッと書きましょう。

5月21日(日)の7時半頃、つまり明日の朝、
日本の多くの地域で金環日食もしくはカチューシャ日食が見られます。

遠地点にある月が太陽を隠して……みたいな説明は省略!
だって、もう前夜ですもの。直前ですもの。
理屈よりも「どうやって見るの?」のほうが知りたいでしょ?

「日食って何? どうして起こるの?」という疑問については、
詳しいサイトを紹介いたしますので、参考になさってください。

2012年5月21日 金環日食 (国立天文台・特設サイト)
2012年5月21日 日食を安全に観察しよう (2012年金環日食日本委員会)
日食ナビ (つるちゃん)



どうやって見るの?
とりあえず、お手軽な方法だけ紹介。
今更「フィルター買ってカメラで撮影!」なんて難しいですよ?


■日食グラスを使って見る

「もう前夜だから今更どこにも買いにいけないよ!」
まだコンビニには売っているかもしれません。

日食グラスの正しい使い方。
1. 太陽に背を向けて、自分の影を見て太陽の位置を確認。
2. 下を向いて日食グラスを装着。
3. 回れ右して太陽のほうを向いて、日食グラス越しに太陽を観察。
4. 見終わったら、回れ右して、下を向いて、日食グラスを外す。
とにかく太陽が直接視界に入らないように気をつけて!

透過率が不適切な日食グラスは危険なので、使わないでください。
ぱっと見て蛍光灯の光がはっきり見えるものはNGです。
デメテル株式会社「日食観賞用グラス」は危険だと判明しています。

日食観察用グラスの使用についての注意喚起(製品の確認結果)
[PDF:995 KB] (消費者庁)


■ピンホールで投影して見る

何でもいいので、小さな穴が開いているものを探してください。
ざるでもクラッカーでも使用済みバスカードでも……

穴から漏れる光が太陽の形になって、影の中に現れます。
つまり、輪っかやカチューシャにの形の光ができるのです。
穴が5つあれば、オリンピックのマークも作れちゃいます。(笑)
写真撮影もオススメです。

木漏れ日も輪っかやカチューシャだらけになります。
「みんなで木もれ日を撮ろう」キャンペーン (JAXA宇宙教育センター)


■鏡で投影して見る

小さな鏡に太陽を映して、影の壁などに向けて反射させます。
仕組みはピンホールと同じ。
鏡で反射させた光が目に入らないように、よく注意してください。



日食を見たあとは……

みんなで日食マップをつくろう!(金環日食限界線共同観測プロジェクト)

どこまで金環日食で、どこからカチューシャ日食なのか。
その境目のことを「限界線」と呼びます。

実は、限界線の予報の精度は未知数。
おそらく誰も観測して確かめたことがないのです。
日本とアメリカで予報が違ったりしています。

報告するのは、見た位置と「金環orカチューシャ」だけ。
簡単なのに、これが科学的に価値あるデータになるのです!

みんなで見ている感覚を楽しめる企画だと思います。



あとがき。
前夜に焦りつつ書いていますが、どうでしたか?
筆者(ゆえ)は今から出かける準備をします。
うちのリーダーの店こと星カフェSPICAに行きます。
オールナイトで星見したのち、金環日食観望会です。

では、みなさん、よい日食を!