抗がん剤投与の、約2時間後。
投与後初めてトイレに行き・・・赤い尿の、赤さ加減に驚いた様子。

「絵の具を溶いた感じ」

と言っていました。


確実に、母の体に抗がん剤が入ったんだという証拠に、少し複雑な気持ちになりました。

抗がん剤が入って、がんを攻撃して貰わなきゃいけない、”きちんと”入ったんだ、という安心感と・・・

抗がん剤は、体に毒な薬の、スレスレのもの。その、恐ろしい薬が、母の体に入ってしまったという、紛れもない事実。



ウィッグを見に寄ったショッピングモールのフードコートで、温野菜がたっぷり乗った味噌ラーメンを「美味しい、普通に食べられる」と嬉しそうに食べた母。

塩分や、胃への負担も気になったけど、美味しく食べられたなら、まぁいいや。


このショッピングモール、レストラン街にも、そばやパスタはあるけど、うどん系のお店はないので、まぁいいや。



投与初日は、帰宅後も何ともなかった。



【二日目】
特に副作用らしいものは感じず、体調は普段と変わりなく、暇をもて余していた様子。

1年前に肺線癌の手術をした、近所に住む方と電話で話したりしていたそうです。

娘が送ったメールへの返信も早かった(笑)



【三日目】
食前に飲むナウゼリンの匂いが苦手な匂いだったらしく、少し気分が悪くなったようです。

吐くほどではなく、つわりのような感覚。


私が心配して、必要ならお昼ご飯を届けると言ったところ、病院に付き添ったりして旦那が休みの日に私が朝から出掛けたり、子供の帰宅時間に居られなかったりと、私のこちらの家庭に迷惑をかけている。それが心配だから、そういう心配も体調に影響するから、私に無理をさせないことがお互いに良い。
そんなに酷くないから、本当に酷くなったらお願いするから、今はまだ心配要らない、大丈夫。

と言われた。


確かに、家族などに迷惑をかけている、我慢をさせていると思わせてしまうことも良くないって、図書館から借りてきた本に書いてあった。


でしゃばったことはせず、週末・・・明後日くらいに顔を出すことにしよう。

免疫が下がり始める頃だから、長居せず、兄夫婦にお願いしに、顔を出そう。

免疫が下がるピークの時期は、兄嫁に家事をお願いしてあるらしいから、兄嫁好みの手土産でも探しておこう。