専門職として、とても情けない、恥ずかしい話をします。
医療職や、同じ介護職の方からは批判されるかもしれない話です。
今の仕事に就き、まだそれ程経っていない頃、1度だけ、私の夜勤中に利用者様が亡くなられたことがあります。
その方はお看取り対応中の方でした。
遅番さん(私よりも随分経験もあり、有資格者でもあった先輩)から、夕方から血圧が測定不可と申し送りを受けていました。
その旨は看護師への報告もされていました。
夜勤に入り、穏やかに入眠されてみえるものの、やはり血圧は測定不可。
日付を跨いでから当直看護師へ連絡するよりは、、、と、日付を跨ぐ前に、状況を連絡しました。
当直看護師さんは、
「不安なようなら、1回見に行くよ。」
と行ってくださいました。
当直看護師さんが来られるまで、15分。
その間に、転倒リスク大の方の離床センサーが鳴り、便失禁で対応していました。
当直看護師さんが到着され、失禁対応中の方の居室ドア越しに挨拶しました。
ら!
すぐに戻ってみえた当直看護師さん。
「亡くなってる」
と。
私が看護師さんに連絡した15分前までは、確かに呼吸はされていました。
夜中にも関わらず、 エンゼルケアに駆けつけてくださった施設長より、
夜中なのに、まだまだ暖かい状態でご家族様をお呼び出来たのは、私がしっかり観察していた賜物だと言っていただきましたが、
あの頃の私に今のような知識があれば、臨終前にご家族様にご連絡し、臨終に立ち合っていただけたかもしれない。
正直言えば、情けないことに、電子血圧計で測定可能な範囲も知らなければ、危篤目安の血圧数値も、あの頃の私は知らなかった。
毎日面会に来てくださっていたご家族様で、その日も来てくださっていたし、相談員や看護師から、血圧測定不可の旨は連絡が入っていたかもしれない。 その上で、日中も面会したから、と、夜間は帰宅されていたのかもしれない。
実際家族さんは驚かれもせず、葬儀屋さんの引き取りも数時間だった。
でも、私は確認していなかった。実際はどうだったのか、知らない。
それが、後悔。
報告に、し過ぎはない。
だから後輩には、自分の失態を伝えている。
父の血圧が下がってきている今、自分が家族側になった今、夜勤に入ると、あの日のことを、強く思い出す。