残33日■花嫁達の舞台裏

担当者とソファで話をしていると
どうもまわりが気になってきました。
前は鏡の中の「力士」に納得できない表情を浮かべた
かつらあわせ中の花嫁と
その母&祖母。
そして
「最初はまぬけにみえるかも
しれませんが...」と、例の会話。
後ろは衣装替えにやってくる本日挙式の花嫁達。
10分置きくらいにきては猛スピードで出ていきます。
「○○様、お引き上げでございます!」
「△△様、お色直しでございます!」
「○○様、出発でございます!おめでとうございます!」
テキパキと花嫁を送りだす着付けがかりのスタッフ達も
中腰で構えて花嫁が段差を乗り越えるのを手伝います。
M式場はチャペルだけでも3つ有り、神殿は2つあります。
人前式や少人数の披露宴をあわせると大安ともなれば
かなり多くの花嫁がここを利用するのでしょう。
以前にドレスサロンで言われた言葉が蘇ってきます。
(先生:「裾が長いと移動が大変ですので.....」)
え、
ひょっとして。
花嫁は、実は、
「見えないところで走っている!?」
ε=ε=ε=ε=ε=ε=┌( ̄∇ ̄)┘フハハハッ
披露宴会場の中を歩くのはゆっくりかもしれません。
介添え人が裾を捌いてもくれましょう。
しかし移動が大変、とは
長くてボリュームのある裾をもって
「披露宴会場」と「あつらえの間」にある
ふかふかの高級絨毯を全速力で歩かなくてはいけない
この瞬間のことだったのですか?
さっさと着替えて
ヘアメイク直して
スタジオで写真をとって
一刻も速く披露宴に戻る。
花嫁の舞台裏がこんなにも忙しいものだとは......。
思い起こせば会場で出会う花嫁達はドレスの裾を
まるで担ぐように持ち、
新郎も介添え人も離れて歩いている事が多く
「なんで男性がもっと手伝わないのかな?」
と思っていたのですが
まさに
「会場に全力で移動中」だったのかもしれません。
......satyは一番離れた神殿で式をあげます。
もしこれが本当だったら
マジ鍛えないとヤバいですよ。
真相はどうなんだろう。