残51日■「香蘭社」

藤本ひとみさんの著書
「オデパン」で知りました。
文芸春秋で連載されていた
上流階級の女性が主人公の小説です。
どのページも満遍なく面白いので
気が向いたときにぱっと開いては読んでいます。
その一節に、
「夫の実家の義母からお歳暮やお中元の品を銘柄で要求され」
「必ず日本橋三越もしくは香蘭社のものでないと
あからさまに非難されるのがプレッシャーである」
というシーンがあります。
はて。
「香蘭社」?って?
美しい名前に魅かれ、調べてみたところ、
HPがありました。 http://www.koransha.co.jp/
「香蘭社」とは元禄の頃に出来た有田焼の窯が
前身の老舗陶磁器メーカー。
宮内庁御用達にもなっているそうです。
掲載されている品をみれば.....もはや芸術品!
華族の優雅な生活のかほりがいたします。
マイセンやウエッジウッドの方がかえって
なじみ深いというかよく名前を聞きますが
日本にもこんな素敵な陶磁器があるんですね。
豪華で、歴史を感じる豊かなデザインにしばしうっとり.....。
ブライダルラインもあるようなので
早速カタログを取り寄せました。
この中から独身の女友達や社長への引き出物が
見つかるといいな、と思っています。