図書館で偶然見つけました。

返却棚にあり、手にとりパラパラしたら

イーロンマスクの「火星移住計画」のことも書いてあるらしく借りてみました。


注:本の紹介と自分の過去の記憶とごちゃ混ぜですので、悪しからず 🙇‍♂️




ジョブズは生前

イーロンマスクに会ってますが、

16歳年下のマスクには何も気にとめなかったそうです。


時代の先駆者をゆく経営者として世界中に名を知られた2人を比較した一冊です。

(でも比較されるのは本人たちは好きじゃないだろうけどビジネスを成功させた経緯は一般人には気になる所です)


ジョブズはすぐ退学してますが大学は文系。ただしシリコンバレーのあるサンフランシスコに生まれた地域柄、エレクトロニクスに関わる機会は多く、アルバイトも関連企業でし知識を深めるきっかけにも恵まれていました。

ジョブズはユーザー視点のマーケティングに優れていて、優秀な技術者にも恵まれ不可能を可能にしiPhoneを生み出し、その躍進の最中

亡くなってます。


iPhoneは新発売のとき高額なのでアップル内部では売れるかどうか心配されてました。

しかし

2007年 年間販売台数 約370万台

2008年 年間 約1367万台

2011年 年間 約9310万台

(ジョブズ 逝去)


と驚異的な売上数をたたきだします。


著書ではジョブズの新製品開発のスタイルは

「プロダクト・ピッカー」と言われるユーザー目線の細部へのこだわりと称してました。

iPhoneの画面ですが、初めはプラスチックだったのですが出荷工程の擦れで画面がキズつき見づらくなりガラスになったそうです。


ジョブズはビジュアルかつ使い易さを第一に完成型を目指していたのですね。

思い出せば昔、DOS画面の時代はコマンド入力しないと先にすすめませんでした。

(一部の人しか分からない 😅)


1970年台後半、マウスを使ったグラフィカルなユーザーインターフェイス(GUI)は、ゼロックス社の研究所PARCが開発していたそうです。

しかしゼロックス社の上層部はその開発の偉大なる可能性の価値を見出せず、アップルが先駆けとなりました。

しかもアップルの人間がゼロックスの研究所を視察までして、第一人者の立場を奪われてます。

操作がドラッグ、クリック、の利便性は軽率なミスもやらかしてしまいますが確かに楽です。


今や3Dプリンタの時代ですが、なんとも研究の現場は未来を見越していて、しかも表舞台に上がらず先見の明のある研究者は意外な場所に潜んでいるのかなと思いました。


ジョブズの父はシリア人でムスリムでした。アメリカ人の実母との間にジョブズは生まれますが、アメリカ人の実母の両親に結婚を反対され、

生まれてまもなく養子となります。ここで大学進学まで約束した養父母の元に引き取られます。


一方、イーロンマスクは南アフリカに移民した家族の中で生まれます。父はエンジニア。8才で両親は離婚。12才で父の元に行くも18才で単身カナダに渡ります。

お金がなく木の伐採やボイラー室のバイトなどを経てカナダの大学に入り その後 奨学金を得てペンシルベニア大学に入ります。

物理学と経済学を学び、更にスタンフォード大学で応用物理学を学ぶために入学するも2日で退学します。


2人の経歴から、学ぶコツが分かりさえすれば

大学は不用なんだなと思いました。

そして、成長する企業は経営者自ら出向くフットワークの軽さもあると書かれてました。


ジョブズは技術者に 開発するように要請しますがマスクは自らも開発に関わるスタイルでした。


で、マスクの「火星移住計画」の話です。


マスクが初めに起業したのはオンラインのコンテンツソフトを作る「Zip2」。順調に契約を伸ばしてpcメーカーのコンパック社に買収されます。

次はインターネット決済サービスを提供するXドットコムを立ち上げます。これが経営統合され後にペイパル社となります。こうして巨額の富を得て宇宙開発ベンチャー企業を創業(2002年)。


当時、宇宙開発は国家主導の巨大事業でした。

しかしマスクは、地球の温暖化による環境悪化を見据え、そんな地球に人類は住み続けられるか?ならば他の惑星に移住して文明を存続させる多惑星間種族-マルチプラネタリーになるべきだ、と考えたのです。





実際、他の惑星はどんな環境なのでしょうか?

金星は大気圧と酸の濃度が高すぎ ✖︎

水星は太陽が近すぎ ✖︎

など、そして火星ならば…

氷河を暖めて海として利用し大気も暖められる。昼と夜の周期は地球に近く大気の組成は、co2、

窒素、アルゴン他となっており、植物栽培が可能かも。

参考:C netJapan 2017.6.20 


とのこと。🙄


またマスクは本の虫で、SFものも好きだったそうですから、宇宙へ夢とロマンを抱いていそうです。


そして宇宙に行くためのロケットも🚀

開発を考えます。自らプーチンに会ってますが、高額なロケットなので どうすればコストダウンできるか考えて、案を出します。悪戦苦闘のち、

民間の宇宙開発企業もふえ、また、テスラ社にて大型電池の開発をしていた知識から、スペースxでロケット立ち上げに行き着きます。


マスクはいじめられた子供時代や孤独も強みになっている反面、孤独を友にし、結果、執着せずに次へと羽ばたく渡鳥に思えてきました。


爆笑

すぐ鳥に例えてしまう 😅


いや、なんとなく、なんとなくだけど、

人を愛する感覚もたぶん一般的でなく、安心できる愛情関係もマスク氏独特の世界観がありそうです。



この本は面白く読めたので、土日で読了。

優れた経営者という前に、お2人ともに人間として面白く興味津々で読みました。

ビジネス本で、どう人は繋がるのかを知るのも興味深い点です。

こうしてサクっと読める本に出会えると嬉しいです。