佐倉市の麻賀多神社に行きました。

自動手記で書かれた預言書「日月神示」が

生まれた神社です。

御神木の杉の木が立派でも有名です。


駅から、神社に向かう途中、地図の通りなのに

鬱蒼とした竹林に遭遇し、驚きつつ、階段があり通行路ができていたのでほっとして通ることにしました。







麻賀多神社は 古い建物ながらきちんと掃除された境内で清々しい気分になりました。


参拝すると武家屋敷があることに気づき見学しました。








そして 風情ある竹林。








竹は、地鎮祭を始め、神事で使われることが多く、不浄の土地を清める意味もあるそうです。

また、強度ありながらしなやかな竹は強風でも折れないことから防風林に使われます。


帰り道

別の竹林で 竹の花をみました。


イネ科なので、花というよりイネ。


異常気象が珍しくなくなりましたが、2023年は

日本各地で竹が花を咲かせて枯れたそうです。

竹は種類にもよりますが、花が咲くのは60年から120年に一度。

しかも、花が咲くとその竹林は枯れてしまいます。

まさか 実物を見るとは思いませんでした。


竹林は、風が吹くと なんとも言えないサワサワした音が流れます。

昔話で、「やまなしとり」という物語を思い出しました。

やまなしを取るのに、沼の直前の竹藪の笹が

「行けっちゃどんどん」と言っていたら沼に行ってよいという話で、笹の揺れ方が、そのままメッセージになるというものです。


竹林を歩きながら、穏やかな風ならば、川のせせらぎのように癒された音ですが、強い風ならば、

ゴオーっと怖いうねりに聞こえたでしょうね。


竹は、たけのこは美味ですが、武家屋敷によく竹林があるのは、竹矢を作るにすぐ作れるように

竹林を作っていたそうです。


茶道の茶筅も、竹製ですが、戦国武将たちが茶室で茶道を楽しんだ背景には、血生臭い戦に常に向き合いつつ、戦に勝つには冷静に穏やかな心持ちも必要だと考えられていたからだと聞いた事あります。


そんなことを思い出しながら

竹林の神秘性に思いを馳せて歩きました。


帰り道は、険しい顔のニャンコ。






なんだかお色気たっぷりな銅像。





題名「風のいたずら」


服を着てますが、体のラインは裸体そのもの。

でも考えたら 生身の人間の肉体も古代より芸術であり、健康な体の発する希望は

何よりもありがたいものかもしれません。