南米チリの政府は

経済発展の一つにイキケの地域に

特例に自由貿易をする港を設けました。


本来30%かかる関税を無料にしたのです。そのため、世界各地から年間6万トンの売れ残り衣料品が集まりました。

南米各地の業者が取引する衣類の再利用ビジネスが活発になる一方で6割が売れ残ります。


化学繊維の衣料品の焼却や埋め立ては禁止されているため、一部の違法な業者がアルタカ砂漠に不用や衣類を持ち込むようになりました。







2014年 年間に生産される衣類は1000億着にのぼりました。これは2000年の2倍にあたる数です。

世界的にファストファッションが浸透し

大量の衣類が生産される時代になったのです。


環境省の調べでは

日本人は 平均 年間18着購入してる換算です。

しかしながら年間一度も着ない服が平均25着もあります。














着心地、落ち着くデザイン、手間のかからない素材。最後はよく着る服は限定されてくるものです。

また、私はイベントなどで使用するお揃いのユニホームやらスタッフTシャツについて、着る機会がほとんどなく、更に日常着られないデザインのものも、必要性はどれほどかと考えてしまったりします。


そして近隣の住民たちを困らせているのは

土に戻らす残るため土壌汚染、

火災が発生して有毒ガス被害、

など住民の健康被害まで及ぶ深刻さです。


時代は、直すより買った方が手間なしと言われてきましたが、ここ近年は環境汚染の観点からと

倹約の観点から 日本では修繕するサービスを始めた店も増えました。


今回、世界的に衣類のゴミ山が深刻化していることを知り、あらためて

「必要な量」という認識や、

服の着回しも、実は頭を使うこと、そうそう多様な着こなしを思いつく人もいないのではないかと

思いました。


アルタカ砂漠の衣類の山は

そんな原因だけでなく

適切な生産量がもっと重要な課題かと思いましたが、ここでまた私は思いました。


生産性や生産力などは来たるべき限界まで達したのだと思います。


こんなことを書きながら、

降り積もる雪が氷となり、やがて自らの重さで氷河が崩壊し海水に戻るアラスカの光景を思い出しました。






自らの重さで崩れて無になり繰り返す自然の営み…


人間が自然に負荷をかけすぎて

無責任に人工物をつくりすぎたんじゃないかと思ってしまいました。


参考:NHK webニュース2022.2.18

読売オンラインニュース