平成の時代、10数年前からでしょうか。
どこの職場も合理化、効率化、人員削減を
よくするようになりました。
気がつくと、職場も平均年齢が
どんどん上がっています。

兼任や、1人でこなす業務が増えて、
同時進行から 少ない言葉で業務や引き継ぎの説明をしてます。
人が応募してこないので、応募要件に未経験可としながら、現場にきて実際の業務説明がかなり粗くなってしまっていると思います。
しかし未経験の人が仕事を覚えるには、
充分な説明がないと判断力が身についていきません。
異業種からの転職ならば、業務の理由や目的の説明は殊更必要だと思います。

慣れない人は、回り道しながらミスもしたり無駄な動きも重ねて本当の理解をしていくのだと思います。

慣れた人には不用な説明も
しないと本来の業務の意味の理解も不可能です。

さらに今年から、
障害者雇用について合理的配慮の義務化が始まりました。障害者雇用の受け入れが拡大しました。
まさに十二分な説明が必要な人たちです。
こうした人たちには、しっかり働いた経験がありながらつまづいて離職し、障害者枠になった人もいるでしょう。

長年働く現場にいて、待てなくなった人間をよく見ます。スピーディーな説明や文字数の増えた契約書や同意書。しかしながら働く人間は高齢化して、理解し難い現象も起きています。

人間て、ハイスピードが日常になるとスローにするのが辛くなります。
本人に自覚ないから大変です。

昔の書類やマニュアルを見て制約が増えたと感じます。
ハイスピードで近視眼的な見方が増えましたが、本来の目的や質を見直しすると、
必ずしも 守るべきルールばかりとは限りません。

ルール優先から、思いやりに優先すべき箇所があると思います。

教える側の、待ちながら様子見しながら業務を伝授していくこと…
会社に限らず、職人さんの技術を身につけることとか、そうした姿勢が必要じゃないかと思います。

体制を変えていく…て大変だなあとつくづく思います。