タカハシ 2倍オルソバロー | さとしんの星日和

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古スコやB級品を使って星を楽しむブログです。

タカハシの2倍オルソバローが到着しました。望遠鏡の収差補正性能を落とすこと無く、そのままの見え味で拡大できると言うタカハシの自信作です。

 

 

 

焦点距離を伸ばして倍率を上げながら収差を更に小さくするには3万5千円のエクステンダーが必要になるので、収差補正そのままに倍率を上げるバローレンズでエクステンダーの代用になるかも知れないという、私らしいお金を掛けずに何とかしたいと言う話です。(笑)

 

 

 

 

ずっしりとしたタカハシらしいとても重厚な作りです。アイピースの止めネジは2つあってしっとりと回り、この様な小物製品にも手抜きがありません。タカハシが作るとバローレンズもこんなになるんだと思わせる一品です。

 

 

 

 

バローレンズの主役である拡大レンズは、コーティング色が一般的な緑色では無く暖色系をしています。こんな色は珍しいですが、賞月観星の製品に見かけたと思います。

 

 

 

 

眼視ではアイピース倍率を2倍にする観望を楽しみますが、写真撮影ではNEX5のボディを付けて2倍の直焦点で月を撮影するのを主な使い方にしよう思います。

また、電視撮影ではASI224MCにてF値20程度の倍率で月や惑星を撮っていこうと思います。

上記の写真は差込口の42Tネジを利用してビクセンの延長筒を取り付けて、タカハシが呼称するメタルバック値を約70mmにすることで拡大率を2.8倍にした状態です。

マニュアルによると延長筒による倍率アップについては、タカハシの推奨も最大2.8倍程度を目安としていますので、その状態になる様に組んでみました。

 

 

 

 

それでは、お天気と仕事のシフトの関係でしばらく天体撮影ができそうにも無いので、この状態でFC-76DCUにて昼間景色を使って試写とまいりましょう。

 

 

まずはバローレンズを付けないで、570mmの直焦点です。

 

タカハシFC-76DCU+ソニーNEX5ボディ直焦点

焦点距離570mm

 

 

 

次はオルソバローを使って撮影します。

 

タカハシFC-76DCU+オルソバロー/延長筒2.8倍+ソニーNEX5ボディ直焦点

焦点距離1600mm

 

 

撮影がヘタで何だかピンボケですかね、少しぼんやりして見え方も落ちている気がします。「2枚玉フローライトアポクロマートの素晴らしい見え味そのままに、倍率だけが2.8倍に拡大されている」という状況は残念ながら確認できませんでした。(^^;)

 

 

次は申し訳ないですがSVBONYの3,000円の2倍バローレンズとコンペアして、月の撮影に臨んでみたいと思います。そこで私が期待するストーリーは冒頭申し上げましたが、「一般的なバローレンズよりもずっときれいに撮影できて、エクステンダーを使う解像度がさらに上がる画像までにはなりませんが、ノーマル鏡筒の見え味そのままに拡大撮影できるのでエクステンダーを使った様な楽しみ方ができる。」と言うものです。

 

相変わらずのケチケチ思考で恐縮ですが、何卒ご期待下さい。(笑)

 

 

 



それでは今回も閲覧頂いて誠にありがとうございました。(^^)