BORGのオアシスSWK22mm広角アイピース、19日の天の川 | さとしんの星日和

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古スコやB級品を使って星を楽しむブログです。

オアシスSWK22mmがやって来ました。

 

 

 

これは初期BORGのオプションにて販売されていたアイピースで、現在は販売終了となっています。この焦点距離22mm見掛け視野70度という仕様が31.7mmバレル径では限界値に近いスペックなので、トイグレードとは知りつつ気になって入手してみました。

 

 

このオールプラスチックのチープさはともかく、この22mm70度の魅力的な仕様を早速見てみましょう。

 

 

 

 

アトラス60で覗いてみました。

 

 

アトラス60+オアシス22mm70度 倍率36倍

iphoneSE2

 

ぱっと覗いた瞬間、これはイケナイと思いました。まずアイレリーフが短く、ゴム見口を伸ばしたままでは周囲が見えません。ゴム見口を折り返してまつ毛が当たるほど目を近づけて何とか視野円が見えます。

見掛け視界は確かに広いのですが、非常に覗きにくいアイピースです。中心部の像はまずまずですが周辺像が悪く良像範囲はひいき目に見て60%、内面処理も悪いのかフレアで周辺が白んでいます。

そして、眼視はダメでもコリメートで使えないかと接眼部にコンデジを近づけるのですが、視点に寄り切れず視野は小さな円にしかなりません。仕方が無いのでiphoneの小さなレンズを近づけて撮影したのが上記の写真です。

 

 

結論を言いますと、これは正価1,700円にふさわしい、正真正銘のトイグレード(おもちゃ)アイピースでした。そりゃそうですよね、これで良く見えたら苦労はありません。ひょっとしたら掘り出し物と思ったのですが残念でした。

それにしても、初期の頃のBORGはこんなものだったのでしょうか。私もファミスコ60Sを持っていますが、このアイピースも玩具の雰囲気が感じられるものでした。

 

 

 

比較のため、中華製B級と言えどもおもちゃでは無いアイピース、UW20mm66度で同じ条件で撮影した写真をアップしておきます。

 

 

アトラス60+UW20mm66度 倍率40倍

iphoneSE2

 

腐っても広角アイピース、ちゃんとした見え方です。

 

 

 

 

さて今夜も晴れました、もうすぐ梅雨明けかも知れませんね。今日も窓から天の川を双眼鏡とDOB8クラシックで楽しみました。窓から夏銀河を撮ってから眠ることにします。

 

 

7月19日 いて座の銀河

ルミックスLX7 ズーム50mmF1.9 プロソフトンA

露出20秒 ISO800 固定撮影

 

 

 

 

 

それでは今日も閲覧頂いて誠にありがとうございました。(^^)