『尾鷲ニュース1051』~令和6年度一般会計当初予算案、国道42号熊野道路トンネル工事着工式 | 五月亭日記

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三重県尾鷲市在。写真「フォト紀鷲」、そしてギター「尾鷲演歌楽団」で楽しんでます。尾鷲周辺のよいとこ、イベント、ニュースなどご案内。

    (熊野市大泊、熊野大泊インター。トンネル口が見えます。2月27日)

 

 

 

尾鷲ニュースです。

 

 

『 尾鷲ニュース 』

 

●令和6年度一般会計当初予算案

 2月20日、尾鷲市は令和6年度の一般会計当初予算案を発表。前年度比7億465万円(7.3%)増の107億4913万円余り。増加の要因は新野球場建設工事や現野球場解体などのほか、体育文化会館・中央公民館耐震長寿命化、津波避難タワー整備事業など大型事業を控え規模が大きくなった。

 歳入の主なものは、市税17億7573万円(前年度比8219万円減)、地方交付税42億5900万円(2億1900万円増)、国庫支出金12億6831万円(2億6821万円増)、県支出金6億78万円(4589万円減)、市債6億1230万円(2億4320万円増)など。

 歳出の主なものは、民生費34億4282万円(1億431万円増)、衛生費16億9667万円(1億2261万円減)、農林水産業費3億7514万円(1999万円増)、公債費9億7799万円(1億527万円減)ほか。投資的経費は11億8301万円(4億1377万円増)。うち単独事業3億89091万円(1億9273万円減)。

 主な事業は、多目的スポーツフィールド整備事業6億3105万円(国市浜公園野球場建設5億200万円、市営野球場解体9250万円、避難路地質調査・設計・積算業務2740万円はど)、津波避難タワー整備事業3013万円、ふれあいバス事業8411万円、ふるさと納税返礼品事業2億1439万円、子ども医療費助成事業4339万円、防犯灯整備事業1260万円、南輪内保育園移設事業4486万円、広域ごみ処理施設整備事業・東紀州環境施設組合負担金4992万円、折橋墓地移転・小原野墓地トイレ新設1920万円、病院事業会計繰出金5億5891万円、みんなの森プロジェクト事業4654万円、体育文化会館・中央公民館耐震長寿命化整備事業設計委託3301万円、熊野古道活用事業442万円など。

 また、市制70周年事業として、6月30日(日)に記念式典、大阪市音楽団コンサート、三重テレビ

広報番組制作、里山イニシアティブ国際シンポジウム、クップ特別全国大会、NHKのど自慢は来年2月23日(日)に開催など全19事業。

 おわせ港まつりは、尾鷲節踊りパレードを復活させ、ふるさと納税感謝企画として寄付来場者に市民と一緒に尾鷲節を踊ってもらう。全国尾鷲節コンクールは2日間の開催とし、歌だけでなく太鼓や踊りの魅力発信、市内各所の歌碑見学、出場者増を図る。世界文化遺産登録20周年では記念シンポジウムやランタンフェスティバルなど実施。

 

 

 

 

『 熊野ニュース 』

 

●国道42号熊野道路トンネル工事着工式

 2月11日、熊野市井戸町の熊野市文化交流センターで「国道42号熊野道路トンネル工事着工式」が挙行され、地元の熊野・御浜・紀宝の市町長をはじめ、三重選出の国会議員や一見県知事ら約50人が出席し、地域の悲願である紀伊半島一周高速道路の工事の進捗を祝い、今後のさらなる協力体制を確認した。

 国道42号熊野道路は、紀伊半島を一周する近畿自動車道紀勢線の一部をなす一般国道の自動車専用道路で、中京圏・関西圏と紀伊半島を結び、産業物流や観光、高次医療搬送の時間短縮のほか、南海トラフ地震などの災害発生時には浸水被害が予想されている国道42号に平行する重要なルートとなる。総工費350億円。

 三重県内は熊野尾鷲道路の熊野大泊ICまで開通しており、その先の熊野道路(熊野大泊IC~熊野市久生屋町)が現在工事中。また、紀宝熊野道路(熊野市久生屋町~紀宝IC・仮称)が平成31年度に事業化した。

 ことし秋には県境をまたいで和歌山県新宮市とつながる新宮紀宝道路が開通予定となっている。

 今回のトンネル工事は、熊野大泊IC~熊野市久生屋町までの延長6.7㌔の間で4つあるトンネルのうちの2本で、「熊野第1トンネル(866㍍)」と「熊野第2トンネル(1307㍍)」。