きょうは、雨。ここまでの降水量は23.0㍉。あしたも雨でしょう。
きょうの尾鷲の最高気温は17.0℃(最低気温は10.9℃)。
全国トップは沖縄県の西表島で26.3℃。三重トップは南伊勢で18.7℃。
ただいまの尾鷲の気温は14.0℃。
『 きょうのことば 』
【 縁木求魚(えんぼくきゅうぎょ) 】
~~絶対に不可能なたとえ~~
「木(き)に縁(よ)りて魚(うお)を求(もと)む」と読む。木によじ上(のぼ)って魚を得ようとすることで、不可能なことのたとえ。
孟子(もうし)と斉(せい)の宣(せん)王との問答に出てくる語。
宣王は斉一国の支配に満足せず、武力で領土を広げ、西の秦(しん)や南の楚(そ)のような強国を従えて、中国全土に号令をかけ、四方の異民族をなつけようという大きな欲望を抱いていた。それに対して、「今の王のやり方でこのような欲望を抱くのは、木に縁って魚を求めるようなものです」と孟子は説く。
全土の9分の1の領土で9分の8を武力で征服するのは、絶対に不可能だ、と。武力を用いるよりも王道(王者の徳)によって政治をしなさい、というのが孟子の主張するところである。
尾鷲市向井の熊野古道センターで、ロビー展『 尾鷲の不動尊 』が開かれているので、観てきました。
八鬼山麓実行委員会による共通の取り組みとして、村嶋不動尊をはじめ尾鷲市内に点在する不動尊を写真で紹介するロビー展。
不動尊は、密教で考えられる仏で、大日如来の使者とされ、仏教の道に導こうとしているため牙をむき、目を吊り上げ怒った形相(忿怒相)をしています。火炎光背を背負い手には剣や羂索(けんさく)を持っています。(羂索:縄の両端に金具がついた武器)
『梁塵秘抄』に、「不動明王恐ろしや、いかれる姿に剣を持ち、策を下げ、後ろには火焔燃え上がるとかやな。前には、悪魔寄せじとて、降魔の相。」とあります。
不動信仰の淵源は、不動明王に関する経典や不動明王像をはじめて日本にもたらした空海にあるといわれています。平安朝以来、時代とともに庶民信仰の形態をとり、民俗化しました。
不動明王は忿怒相でありながら、実はいわゆる強剛難化の度し難い衆生を折伏する知恵の働きを持ち、うちに深く慈悲を秘めていて、このような両面価値を持つことが庶民に不動信仰が浸透した理由だといわれています。
【付属事業】交流イベント「焼き芋のふるまい」
村嶋不動滝を訪れた際に「滝」の写真を撮影し、当センターでその画面を提示された方に、焼き芋1本をプレゼント。
実施日:令和6年2月25日(日)※雨天中止
時 間:11:00~(材料がなくなり次第終了)
料 金:無料
定 員:40名(事前申込不可・当日先着順)
対 象:村嶋不動滝を訪れ、写真撮影をした方
場 所:熊野古道センター 水盤前広場
同展は2月25日(日)まで。
開館時間9:00~17:00。
チケット無料ですので、
ぜひお立ち寄りください。
会場の熊野古道センター。
問合せ 熊野古道センター 尾鷲市向井12-4 ☎0597-25-2666