尾鷲市・熊野古道センターで企画展 『 流れ谷の自然とくらし 』 | 五月亭日記

五月亭日記

三重県尾鷲市在。写真「フォト紀鷲」、そしてギター「尾鷲演歌楽団」で楽しんでます。尾鷲周辺のよいとこ、イベント、ニュースなどご案内。

きょうは、晴れ時々曇り。あしたは晴れでしょう。

 

きょうの尾鷲の最高気温は16.8℃(最低気温は4.3℃)。

 

全国トップは沖縄県の大原で25.2℃。三重トップは熊野市の新鹿で17.8℃。

 

ただいまの尾鷲の気温は9.1℃。

 

 

 

 

    『 きょうのことば 』 

 

    【  立身出世(りっしんしゅっせ) 】

 

         ~~高い地位を得、有名になる~~

 

高い地位を得て、世に知られる。俗に、偉くなること。「身を立て世に出(い)づ」と読む。
 『孝経(こうきょう)』に、「身を立て道を行い、名を後世に揚ぐ」とある。「螢(ほたる)の光(ひかり)」の歌の「身を立て名を揚げ、やよ励(はげ)めよ」という歌詞は、これに基づく。
 「出世」も「立身」と同じ意味で、世に知られるような一(ひと)かどの人物になる、ということ。この用例としては、李白の詩に「浪迹(ろうぜき)して未だ出世せず」とある。「浪迹」は、さすらうこと。李白は一生さすらったため、偉くなれなかった、という述懐である。
 偉くなる、は今でははやらない語となったが、「身を立てる」のは、そもそも修養して立派な人になる意だから、廃(すた)ることはない。

 

 

 

 

 尾鷲市向井、熊野古道センターで企画展 『 流れ谷の自然とくらし 』が開かれているので、観てきました。

 

 「流れ谷」とは現熊野市飛鳥町及び五郷町を流れる新宮川水系大又川流域地域一帯の俗称で、古くより周辺地域からは山地で隔てられ、近世の主要道であった熊野街道からも外れ、尾鷲や木本との交通が開通するには明治中期頃までと時間を要しましたが、吉野方面への向かう大和街道の重要な玄関口であり、木本や新鹿方面からの往来が多かったといわれています。


 流れ谷は、その急峻な地形から耕地面積が小さく、年貢に苦しんだ挙句に身売りが行われたり、大規模な一揆勃発により多数の犠牲者がでた哀しい歴史があります。しかし一方で、国内有数の温暖多雨な気候が育んだ豊かな自然資源に恵まれてきた地域でもあります。


 熊野地方の林産業の歴史は古く、7世紀には川舟などの材として、その後も林産品は社寺や城郭、戦略的用材としてスギやヒノキが切り出され利用されました。特に流れ谷では、「なすび伐り(なずび選り)」とよばれる優良大径木の択伐作業が行われてきています。


 当展示では、この紀州奥熊野 流れ谷と呼ばれた地域(飛鳥町・五郷町)にある豊かな自然や独自の民俗文化、古くより地域を支えてきた林業や交通の歴史などに焦点をあて、実物や解説パネルの他、取材映像で詳しく紹介しています。

 

 

 

会場入り口。

 

 

 

 

 

流れ谷とは?

 

 

 

 

 

動物はく製。

 

 

 

 

 

木挽き道具。

 

 

 

 

 

なすび伐り。

 

 

 

 

 

大又国有林。

 

 

 

 

 

杉の立ち皮剝ぎ。

 

 

 

 

 

上映:流れ谷お盆行事放映中。

 

 

 

 

 

油屋お紺。

 

 

 

 

 

お紺と油屋騒動。

 

 

 

 

 

想い出の「ショウエイ」。(漢字だと省営では?)

 

 

 

 

 

矢ノ川峠の想い出。

 

 

 

 

 

当時の制服。

 

 

 

 

 

方言集。

 

 

 

 

 

会場内。

 

 

 

 

 

左から「魚籠」「鮎おとり箱」「木製箱眼鏡」。

 

 

 

 

 

左「番屋炬燵」、右「座敷ランプ」。

 

 

 

 

 

会場。

 

 

 

同展は2月11日(日)まで。

 

開館時間 9:00~17:00。

 

 

 

 

   チケット無料ですので、

 

      ぜひお出かけください‼

 

 

 

 

問合せ 熊野古道センター 尾鷲市向井12-4 ☎0597-25-2666