『 尾鷲ニュース 974 』~~甘夏ミカンの出荷始まる、新規採用職員辞令交付式&ブリ贈呈式 | 五月亭日記

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三重県尾鷲市在。写真「フォト紀鷲」、そしてギター「尾鷲演歌楽団」で楽しんでます。尾鷲周辺のよいとこ、イベント、ニュースなどご案内。

         (尾鷲市瀬木山町、せぎやまホール前庭。根っ子は強し)

 

 

 

尾鷲ニュースです。

 

 

 

『 尾鷲ニュース 』

 

 ●甘夏ミカンの出荷始まる

 4月3日、尾鷲市の天満地区特産の甘夏ミカンの出荷作業が始まった。天満浦一帯の約5㌶で農家5戸が栽培する尾鷲市開拓農業協同組合(吉沢紀三郎組合長)の共同出荷。

 天満地区を中心に日当たりのよい斜面で育てることで、酸味と甘みがバランスよく仕上がるという。年明けから2月中旬にかけて収穫し、甘みが増すよう袋をかけて倉庫で貯蔵し、酸味を抜く。

 尾鷲の甘夏は、1959(昭和34)年から始まり、糖度や酸味の徹底した品質管理と栽培法の改良で、全国有数の集団産地となった。「尾鷲甘夏」のブランドで松阪や名古屋市場で定着している。

 出荷作業は同市向井のJA伊勢尾鷲柑橘選果場で始まり、見た目や大きさ、形、色つやに応じて16等級に選別し、10㌔入り段ボール箱に詰めていった。

 「今年は天候に恵まれ、糖度と酸味のバランスが抜群でおいしい」という。作業は今月下旬ごろまで続き、例年並みの約90㌧(9千箱)を見込んでいる。松阪市と名古屋市の卸売市場2か所へ出荷。

 

 

●新規採用職員辞令交付式&ブリ贈呈式

 4月3日、尾鷲市の新規採用職員辞令交付式が、市役所2階会議室であり、加藤市長から10人に辞令が手渡された。内訳は、一般事務職9人(前年比3人増)、尾鷲総合病院は看護師の採用で1人(同4人減)。

 交付式のあと、新規採用職員に地元産のブリの贈呈式があった。昨年に続く企画で、市職員互助会費から市内九鬼町の定置網に入った約8㌔のブリ2匹を購入したもの。

 加藤市長は「ブリは尾鷲市の魚で、モジャコからワカナ、ツバス、ワラサ、ブリと名前が変わる出世魚。皆さんは今日生まれたばかりだが、ブリのように大きく脂を付けて、尾鷲市を盛り上げて出世してほしい」。

 代表して受け取った鈴木ちゆりさんは「ブリのように出世して大きな人間になりたい。けど、ぶりっ子にはならないよう気を付けます」と会場を沸かせ、「市民に寄り添った仕事をします」と述べた。

 尾鷲市の新規採用職員にブリ贈呈は高知県室戸市にも紹介され、同市でも地元産のブリを新採職員に贈呈した。

 一方、市内林町の尾鷲物産(小野博行社長)でも入社式とブリ贈呈式があり、新入社員5人に辞令が渡された。同社では市の依頼を受け、市の魚をPRする目的で昨年度から新入社員にブリを贈呈しており、早田町の早田大敷で獲れた天然ブリが5人に贈られた。切り身にして分けるという。