(尾鷲市向井、弁財海岸。
後方左は「便石山」、右は「天狗倉山」)
尾鷲ニュースです。
『 尾鷲ニュース 』
●信金中央金庫が尾鷲市に1000万円寄付
2月15日、信金中央金庫(本部・東京都中央区)が企業版ふるさと納税で、尾鷲市に1000万円を寄付した。市役所でその贈呈式があり、同金庫理事の神野善則名古屋支店長、紀北信用金庫の森浦克好理事長らが加藤市長に目録を手渡した。
信金中央金庫が創立70周年事業として取り組んでいる「地域創生推進スキーム『SCBふるさと応援団』」によるもので、令和2・3年度に計196件19億4000万円を、本年度は50件4億9400万円を寄付している。
紀北信用金庫が尾鷲市に提案し、市が事業計画を作成し申請していたもので、市は「世界遺産熊野古道を活用した観光振興事業」で、情報発信強化、夢古道の湯の施設改修、案内看板の整備、各種イベント展開など観光集客の各種取り組みを進め、入込客の増加につなげ、市内経済の活性化を図るというもの。
紀北信用金庫は施設整備や企画などへの参加、各種イベントへの協力、新たなイベント創出に向けた共創などに取り組むとしている。
●栄町にサロン「遊び場」オープン
2月15日、尾鷲市栄町(旧堀町通り)に、地域の高齢者らが気軽に集えるサロン「遊び場」がオープンした。
同所の松下薫さん(75)が自宅近くの空き家を自費で改修し開設したもので、木造2階建て、1階には8人掛けのカラオケルームのほか、55㌅テレビで映画などが楽しめるスペースがある。2階は25畳の大広間があり、囲碁・将棋のほか、フリースペースで体操なども楽しめる。
松下さんは3年前に夫人がアルツハイマー型認知症と診断されたのがきっかけで、50年余つづけた渡船業を辞め、近所の人や福祉行政などに助けられた経験から、地域福祉に目覚め、独り暮らしや家に閉じこもりがちな人たちが集える場を提供したいとし、高齢者の認知症予防や健康・生きがいづくりの場に利用してもらうことにした。
60歳以上なら誰でもOKで、介護認定の有無に関係なく自由に利用できる。入館無料だが、カラオケは500円が必要。飲み物は自販機があり、弁当やお菓子などは館内で販売。一応不定休で、開館時間9:00~17:00まで。駐車場完備。