(尾鷲市中村町の体育文化会館)
尾鷲ニュースです。
『 尾鷲ニュース 』
●体育文化会館使用中止に
2月8日、尾鷲市教育委員会は中村町の体育文化会館の耐震診断の結果、耐震性能の不足で利用者の安全確保上、使用を中止するとし、この日開催の市議会行政常任委員会で報告した。
昨年5月、公益財団法人三重県建設技術センターに耐震診断を委託し実施したもので、費用690万円。
同館は昭和42年建築、鉄筋コンクリート造りで延べ床面積2493.3㎡。構造耐震指標を示す数値が0.13から1.93で、大規模地震の振動及び衝撃に対して倒壊し、または崩壊する危険性が高いとされる0.3を下回ったもの。
市はこの結果を受けて、補強は困難であると判断し、取り壊す方針となった。加藤市長は「取り壊しに1億円以上かかり、補助金もなく市の負担となるので、どう費用を捻出するか検討したい」などと述べた。
●しごと体験プロジェクト
2月8日、小学生に地元の仕事を体験してもらう「しごと体験プロジェクト」があり、地域を支える市内8事業所で、小学生44人が参加し、仕事に対する理解を深めた。
仕事を体験することで楽しさなどを実感し、地元事業所の魅力を発見するきっかけにし、将来の地元就職を促そうと、17年度から尾鷲商工会議所の主催事業で取り組んでおり、今回で4回目。昨年と一昨年はコロナの影響で取りやめている。
企画に初めて参加した小川西町の花屋「ル・ウー」(浦中みえ子オーナー)では、6人が体験。オーナーから日々の仕事についての話を聞き、バラやアネモネなど8種の花を使ってテーブルに飾るためのアレンジ(寄せ植え)を行った。
このほか、「えびすや」では尾鷲ヒノキを使ったスプーンづくり、「長久丸」では商品のシール貼りや販売、古戸町の「ZTV東紀州放送局」では番組制作、「紀北信用金庫」では紙幣の数え方、「尾鷲観光物産協会」ではオリジナルの傘づくりなど、各種体験した。