きょうは、晴れ。あしたは晴れ時々曇りでしょう。
きょうの尾鷲の最高気温は23.9℃(最低気温は12.1℃)。
全国トップは沖縄県の南大東で29.5℃。三重トップは紀北町の長島で24.2℃。
ただいまの尾鷲の気温は16.5℃。
『 雑学ゼミナール 』
【「エール」の意味・由来】
「エール」は、日本では「学生スポーツの試合などで、応援の際に発する声」「声援」などの意味で使われる言葉である。
「エール」の由来は英語の「yell」であるが、実は「yell」は主に「叫び声を上げる」「大声で叫ぶ」「怒鳴る」という意味である。
日本で使われる「エール」には「応援」や「声援」という意味合いがあり、「エールを送る」のような使われ方がされる。しかし、本来の英語にはこのようなポジティブな意味はほとんどない。
例えば、英語では「yell at him」(彼を怒鳴りつける)や「give a yell」(叫び声を上げる)のような使われ方がされ、これらはあまりよい意味ではない。日本の「応援」を意味する「エール」は「カレッジエール」(college yell)に由来する説がある。
1905年(明治38年)春に早稲田大学野球部が日本人としては初の海外遠征を行い、アメリカを訪れた際に、現地の大学スポーツだけで行われていたカレッジエールという応援風景を目撃した。
この時、選手らを引率した人物は早稲田大学野球部の創設者であり、「日本野球の父」とも呼ばれる安部磯雄(あべ いそお、1865~1949年)である。そして、皆がまとまって同じことを言い、応援するカレッジエールを日本でも取り入れたのである。
英語では「エール」のみだとあまりよい意味では使われないが、「カレッジエール」となると今の日本の「エール」に近い意味になる。
日本の野球場で整然と行われたカレッジエールは、次第に広まっていき、日本独自の応援文化として進化を遂げた。このような歴史がある「応援」は、日本においていつしか「エール」と呼ばれるようになった。
紀北町中里、海山郷土資料館で「懐かしの劇場・映画館~紀北・尾鷲の十八館展」が開かれているので、観てきました。
昭和20~30年代の映画全盛期には、紀北地区で劇場・映画館が18軒もありました。しかし、時代の趨勢でほとんどが昭和40年代に閉館し、61年の「ロマン座」を最後に紀北地区からなくなってしまいました。
海山郷土資料館では、当時や現在の写真をはじめ映画や歌謡ショーのポスター、割引券の木札、間取り図、こけら落としの看板など96点を展示しています。
今回は尾鷲市の8軒を紹介します。
「東宝劇場」。
同。
「大鷲館」。
同。
当時「大鷲 活動寫眞館」の看板が。
「大盛座」。
同。
「ロマン座」。建物は現存。
同。
九鬼町「磐(おいし)館」。
同。
同。
九鬼町「日乃出座」。
同。
賀田町「喜楽館」。
同。
賀田町「寿座」。建物は現存。
同。
賀田町出身の映画俳優「榎木兵衛(えのき ひょうえ)」。
全景。
展示資料がもっとたくさんあるんですが、割愛します。
会場の海山郷土資料館。
同展は11月13日(日)まで。
開館時間9:00~16:30。
チケット無料ですので、
ぜひお出かけください。
問合せ 海山郷土資料館 紀北町中里96 ☎0597-36-1948。