(尾鷲市中村町、銀杏通り)
尾鷲ニュースです。
『尾鷲ニュース』
●熊野古道来訪者数
県と東紀州5市町でつくる「東紀州地域振興公社」(理事長・河上熊野市長)は、昨年1~12月までの2021年熊野古道伊勢路17コースの来訪者数を公表。東紀州地域の熊野古道17コースの合計は、前年比1万9427(8.6%)増の24万5833人だった。
前年に引き続きコロナの影響で移動、外出、県境を越える移動自粛の呼びかけで、来訪者は低調だったが、感染状況が落ち着いた時期があったことや、教育(修学)旅行への支援があったことから増加に転じたと考えられると分析。
ベスト5位は次の通り。( )内は前年。
第1位 「浜街道・花の窟」 10万6690人(11万5505人)
第2位 「松本峠」 6万1901人(3万3598人)
第3位 「馬越峠」 2万5768人(2万5632人)
第4位 「ツヅラト峠」 8749人(8762人)
第5位 「荷坂峠」 7397人(7478人)
「浜街道・花の窟」(熊野市)は11年連続の1位。コース単体では前年比8815人(7.6%)の減。5位以下は「始神峠」「通り峠」「風伝峠」「八鬼山越え」「熊ヶ谷道」。
来訪者数は、語り部が案内した人数、市町や教委、県などが実施したイベントの参加数から推計したもの。これまでの最多は、世界遺産登録10周年の2014年が42万8698人。
『 紀北町ニュース 』
●引本神社に森本篤生宮司が内定
紀北町引本浦の引本神社で宮司を務めていた森本巌さんが、3月に74歳で亡くなり、後任に長男の篤生さん(38)が、このほど内定した。
篤生さんは引本浦の出身で、巌さんの影響を受けて神職の道に進み、現在は神戸市中央区の生田神社で権禰宜をしている。
巌さんが亡くなったことを受け、引本神社の氏子総代会は後継者について話し合い、篤生さんが神職に就いていることから、引本神社の宮司を依頼。生田神社での仕事もあって常駐は出来ないし、多忙時期が重なりため、兼務となると引本神社に来れないことも起こり得るが、総代会はこうした課題についても了承。
篤生さんは亡父の後を継ぐことを決意し、今は事務手続きの最中で、完了次第、正式に引本神社の宮司就任が決まる。
4月3日には、引本神社の宮司内定後、初めての祭主を務める例祭があり、地元引本浦をはじめ、矢口浦、小浦の戦没者269柱を慰霊した。