紀北町・海山郷土資料館で「紀北・尾鷲の正月飾りと神社展」 | 五月亭日記

五月亭日記

三重県尾鷲市在。写真「フォト紀鷲」、そしてギター「尾鷲演歌楽団」で楽しんでます。尾鷲周辺のよいとこ、イベント、ニュースなどご案内。

きょうは、晴れ時々曇り。あしたも晴れ時々曇りでしょう。

 

きょうの尾鷲の最高気温は9.1℃(最低気温は-0.5℃)。

 

全国トップは沖縄県の下地島で21.9℃。三重トップは尾鷲でした。

 

ただいまの尾鷲の気温は5.1℃。

 

 

 

 

 

        『 雑学ゼミナール 』

 

          【「虹」の漢字に「虫」がつく理由】

 

 「虹(にじ)」は、雨上がりの空に見えるきれいな大気光学現象である。日本では赤・橙・黄・緑・青・藍・紫の七色に見えると言われる。

 そんなきれいな「虹」の漢字には「虫」が使われている。実は「虹」についている虫へんは「昆虫」のことではない。虫へんがつく漢字には、昆虫以外の蛙(かえる)や蝦(えび)、蛸(たこ)、蜆(しじみ)、蛤(はまぐり)などがある。

 これらの漢字が表すように、虫へんは昆虫ではない「水辺の生き物」を表す場合にも使用される。「虫」という字はもともと中国の漢字であるが、日本に伝来した時には「昆虫」のことではなく、「蛇(へび)」のことを表す漢字だった。

 中国ではヘビはジメジメしたところに生息し、雨が降ると現れると考えられていた。そのような理由で「虫」の字はヘビのような「水辺の生き物」に使われた。では「虹」とはどのような水辺の生き物を表しているのか。

 それは「竜(りゅう)」である。中国では虹を竜の一種と見なす風習がある。また、中国では竜は水辺に住んでいると考えられており、「虹」の漢字の「虫」は「竜」を表している。その一方で「虹」のつくりの「工」は「コウ」の音を表現したものである。

 中国では「虹」は「コウ」と呼ばれ、同じ音の「工」が選ばれた。このように「意味と音」で作られる漢字は「形声文字」と呼ばれる。また「工」の字は、その形から見て取れるように「天と地をつなぐ」という意味もある。

 

 

 

 

紀北町中里、海山郷土資料館で「紀北・尾鷲の正月飾りと神社展」が開かれているので、観てきました。

 

 江戸時代から明治時代における海山地区の神社の変遷や、東紀州地域の注連縄などを整理して、約100点を展示しています。

 

 神社の変遷には、明治元年の神仏分離令、明治末期に推し進められた神社合祀政策を受けて、神社の名称変更や、旧船津村(船津、中里、上里、河内、馬瀬の5村)にあった神社が、現在の中里の「八重垣神社」に合祀された経緯を古文書から読み解いています。

 

 

 

海山郷土資料館。

 

 

 

 

 

玄関入って。

 

 

 

 

 

正月飾り。

 

 

 

 

 

紀北町引本の注連縄。

 

 

 

 

 

紀北町長島の注連縄。

 

 

 

 

 

 

尾鷲の注連縄。

 

 

 

 

 

木札。

 

 

 

 

 

日の出の写真と掛け軸、干支の木彫りなど。

 

 

 

 

 

神社展。

 

 

 

 

紀北町の相賀神社。

 

 

 

 

 

度会県の神仏分離の資料。

 

 

 

 

 

度会県の神社合祀の資料。

 

 

 

 

 

紀北町の八重垣神社。

 

 

 

 

 

資料。

 

 

 

 

 

祭神。

 

 

 

 

 

現在の「八重垣神社」。

 

海山郷土資料館の並びにあります。

 

 

 

 

海山郷土資料館玄関入口。

 

 

 

同展は1月30日(日)まで。

 

開館時間 9:00~16:30。但し、月曜・祝日は休館。

 

 

 

 

        チケット無料ですので、

 

             ぜひお出かけください。

 

 

 

問合せ 海山郷土資料館 紀北町中里96 ☎0597-36-1948。