(尾鷲市向井、熊野古道センター 「田丸での熊野街道への分かれ道」)
尾鷲ニュースです。
『 尾鷲ニュース 』
●熊野古道伊勢路来訪者
東紀州地域振興公社は、このほど、昨年1月から12月までの1年間の熊野古道伊勢路来訪者数を公表。新型コロナウイルス感染症の影響により、前年比14万人余り少ない22万6406人で、過去10年で最大の減少幅となった。
東紀州地域17の峠やコースの集計で、語り部による案内人数、熊野古道イベントへの参加人数、8か所の登り口の調査データなどを参考に推計した。
来訪者最多は「浜街道・花の窟」で11万5505人、次いで「松本峠」3万3598人、「馬越峠」2万5632人、「ツヅラト峠」8762人、「荷坂峠」7478人。(以下略)
多くの峠で3~5割減少だが、松本峠は1.4%、馬越峠は6.5%の減にとどまった。減少の主な要因は、新型コロナの影響が大きかったことと、19年は熊野古道世界遺産登録15周年でさまざまなイベントやシンポジウム、PR活動などが行われ、来訪者が18年比13.8%増だったことなどが挙げられる。
その一方で、県内からの教育旅行で、松本峠や馬越峠を訪れる児童生徒が増えたことなど明るい要因もあり、今後は地域の魅力を発信するとともに、引き続き教育旅行の誘致を図るほか、HPの刷新や多言語対応の旅行ルート作成システムの活用などを盛り込み、来訪者増につなげていくとしている。
『 紀北町ニュース 』
●「玉プラザそば道場」オープン
3月14日、県内のそば打ち愛好家グループ「熊野古道そばネット」は、紀北町東長島に新しいそば道場「玉プラザそば道場」をオープンした。
同ネットは、毎月のそば打ち教室や出張体験塾のほか、「そば祭り」や「三木浦こいやあ」などの地域イベントに参加している。
これまでは長島の「西町そば道場」を中心に活動してきたが、会員が増えたため、百五銀行長島支店近くに新たに道場を開いたもの。
3月15日は本年度最後のそば打ち教室があり、県内の愛好生4人が参加し、県内産そば粉と小麦粉を混ぜた二八そばを打った。
全4回のそば打ち教室は、基本的に毎月第1日曜日に開催。新年度は玉プラザそば道場で4/4、5/9、6/6、7/4に予定。希望あれば第1土曜日にも開講する。材料費のほか、初回に施設使用料が必要。
申込・問合せ 奥田成子代表 ☎090-5036-6525。