(尾鷲市倉ノ谷町、イオンから国道42号を)
尾鷲ニュースです。
『尾鷲ニュース』
●土井見世邸で「巡礼から定住へ」
1月12日、尾鷲の暮らしの魅力を伝えて移住促進を図る交流イベント「巡礼から定住へ」が、尾鷲市朝日町の土井見世邸であり、市内外から約80人が参加、熊野古道伊勢路、海の幸といった尾鷲ならではの魅力を再認識した。
空き家バンクを中心に移住定住促進に取り組むNPO法人「おわせ暮らしサポートセンター」が企画し、講演会、ふるさと納税返礼品試食会、型染めワークショップを行ったもの。
講演会は県教委の伊藤文彦さんが「巡礼者は尾鷲をどのような町だと思っていたのか」をテーマに、近世の日記21本から、旅行者の体験や記載されている感情表現に着目した分析結果を披露した。
講演のあとは、京都市右京区の型染め職人・赤坂武敏さんによる型染め体験があり、35人が参加。土井見世邸、ブリやウチワエビなど尾鷲らしい4種類の絵柄の中から1つを選び、10色ほどの中からお好みの色を選んでトートバッグに染めていった。
昼食時はふるさと納税返礼品試食会とし、サザエやタイの刺身、おわせマハタのしゃぶしゃぶといった海の幸を中心に、さまざまな食材をバイキング方式で味わった。
●中村東太さん~俳句コンクールで優秀賞
奈良国立博物館などが主催する「ご即位記念令和元年度正倉院展短歌・俳句コンクール」の審査が、このほど行われ、尾鷲市中川、自営業・中村東太さん(72)の俳句『柄香炉(えごうろ)の獅子ふり向くや秋の暮』が、一般の部の優秀賞に選ばれた。
正倉院を鑑賞した感想や宝物への思いを詠むもので、4回目の俳句部門には全国1526人から2578句の応募があり、ジュニアの部、一般の部の2部門で最優秀賞などが選ばれた。
中村さんは俳句歴4年で、俳句会やサークルに所属せず、独学で楽しんでおり、これまで各地の俳句コンクールで入賞の実績多数ある。