きょうは、晴れ時々曇り。
ただいまの気温24℃。
「尾鷲地物辞典」のつづきです。
今回は、第4弾の「かんぴんたん、煙・カツオ生節、あぶり、おさすり」です。
まずは「かんぴんたん」
尾鷲人は、よう乾いた丸干し干物が好み。
特にサンマはなぁ、年明けて寒の頃に撮れる脂の抜けた針子サンマを、ガチガチになるまで干したのがうまいなぁ。
頭だけとって骨ごとかじる。
噛めば噛むほど旨みがジュワー。
ハラの苦みもええ。
何本でも毎日でも食べられるうまさやで。
次は「煙・カツオ生節」
三枚におろした後、大きな釜で蒸し、桜や樫の木で遠火であぶること30分。
カツオ生節の完成や。
原材料はカツオだけ。塩もなんも使ってない。
やのになんやろこの旨み。
もとは冷蔵庫のない時代、大量に獲れた時の保存法。
ほぐしてな、生姜醤油で食べるんや。
次に「あぶり」
見てみぃ、この行儀よう並んだ小サバのあぶり。
梶賀のお母ちゃんらが大敷で獲れた魚に塩して、1時間じっくり遠火であぶるんや。
薫製よりやわらこおて、桜や樫の香りもついて、干物とはまた違った旨みがたまらんのよ。
小サバは5月くらい。
夏に向かってどんどん大きくなるよ。
最後は「おさすり」
サルトリイバラ、サンキラの葉とも呼ばれるおさすりの葉で包んだ郷土菓子でな、米の粉の生地の中にこしあんが入っとる。
昔は5月の節句の頃になると、各家庭で作っとった。
旧節句の頃になると、葉っぱがおさすりにちょうどええ大きさになってくるんさ。
よう山へ採りに行ったよ。
おまけで
「尾鷲魚旬暦」。
『尾鷲ニュース』
●北浦町「キタガワノホトリ」にギャラリー開設
海産物店の加工場だった建物を再利用している、市内北浦町の市民活動支援センター「キタガワノホトリ」内に「ギャラリーCO-DO」(コドー)が、このほどオープンした。
キタガワノホトリは、多様なまちおこしに取り組む市民団体「東紀州コミュニティデザインセンター」が、2010年に開設して運営しており、現在はレストランやアロマサロンなど6店舗が営業。
加工場の冷蔵室を改装して、地域住民や学生が芸術作品などを展示するギャラリーにしようということで、デザインを尾鷲高校美術部に依頼し、部員と卒業生ら19人が協力。内装のペンキ塗りやアルミ製の手作り看板も仕上げ、名称の「ギャラリーCO-DO」も部員の考案で、鼓動や熊野古道にちなむという。
『紀北町ニュース』
●紀北町議会9月定例会~議員定数16に
9月20日、紀北町議会9月定例会は最終日を迎え、一般会計補正予算(第4号)など11議案を原案通り可決して閉会した。
追加議案で提出の「一般廃棄物収集運搬業不許可処分」取り消し訴訟に対する裁判費用191万円を追加する一般会計補正予算は、賛成少数で否決された。
一方、この日の本会議で議員定数条例改正案が議員発議で提出され、議長を除く17人で採決の結果、賛成16、反対1の賛成多数で議員定数を現行の18から2減の16になった。
平成17年10月の合併時は在任特例で定数32、18年11月の合併後初選挙で22、22年11月の町議選から現行の18。なお、任期満了は来年11月30日。町議選は任期満了日前の30日以内に行われる。
最後まで見ていただいて感謝です。