こんにちは。サットヴァ研究家のKayoです。
上海在住の私ですが、家族の看病のために台北に来ています。
昨晩マッサージに行ったときに、担当してくれたセラピストの方が素敵な気づきをくれたので、シェアさせてください。
自分で思っている以上に右側の首から肩にかけてが、異常に凝り固まっていたようで、驚かれました。確かに、触ってもらうと自分でも分かるくらい、明らかに右側がゴリゴリ。しぶといヤツがいます。
そこで最近の自分を振り返ってみて、気づいたんです。
私、ずっと戦闘モードだったな、と。
家族の病気のケアもありますし、サットヴァ研究家としての活動を軌道に乗せるべく、リサーチしたり、慣れないことを学んだり、チャレンジ(このブログもしかり)したり、気が張っていたんだな、と。
では、なぜ右側に緊張が来ていたのか?
アーユルヴェーダでは、体にはナディと呼ばれるエネルギーの通りみちが巡っていて、右側が男性性のエネルギー(イーダ)、左側が女性性のエネルギー(ピンガラ)が流れていると考えます。
男性性のエネルギーは太陽に象徴され、論理性や、計画力、組み立てる力などを司っています。
一方、女性性のエネルギーは月に象徴され、直観力、受容力、夢、感情などを司っています。
性別に限らず、私たちはどちらも持っていて(父と母から生まれていますから!)、どちらも必要です。
この2つのエネルギーのバランスが整っていると、心地よくいられるのですが、今の女性って、男性性のエネルギーに偏りがちな女性も増えているのかもしれません。
それって私かも?という方は、よかったら今晩寝る前に『ナディ・ショーダナ』と呼ばれる呼吸法を試してみてください。左右6ラウンドやるだけでスーッとゆるむのが感じられると思います。(私もやりまーす!)
【ナディ・ショーダナ呼吸法】
*息を吐く時は、吸う時より2倍の時間をかけて行います。(例:吸う息が4カウントならば吐く息は8カウント)
(1)心地のよい安定した姿勢で座り、背骨は長く伸ばし、肩の力を抜いて軽く目を閉じます。アゴは床と並行、頭頂は天井に向かっています。
(2)左手は手のひらを下にして左の太もも〜ヒザのあたりで休ませます。
(3)右手の人差し指と中指を曲げて、親指で右鼻を閉じて、一度左鼻から呼吸を吐き切ります。
(4)左鼻から息を吸います。
(5)薬指で左鼻を閉じ、親指を離して、右鼻から息をゆっくりと吐きます。(一瞬両鼻が閉じている状態になります)
(6)薬指で左鼻を閉じたまま、右鼻から息を吸います。
(7)親指で右鼻を閉じ、薬指を離して、左鼻から息をゆっくりと吐きます。
(8)(4)~(7)を数回繰り返したら、右手をゆっくりと目を開けましょう。
昨晩の話に戻りますが、セラピストさんが、クライアントさん(私)を少しでも楽にしてあげたいと、丁寧に、愛情たっぷりに触ってくれる様子に、感謝の気持ちが止まらないとともに、サットヴァ研究家として、伝えていきたいことが再確認できました。
いつも戦闘モードで頑張っているみなさんが、アーユルヴェーダのごはんをはじめとする暮らしの知恵やシンプルなテクニックなどを通じて、必ず誰にでも備わっているサットヴァの種に光を照らし、その種を育て、輝かせていくお手伝いがしたい。そして心と体がピースフルな状態に整い、サットヴァライフを送れるようになればいいな、と思うのです。そのために私は日々サットヴァ研究を続けます。
大げさではなく、ひとりひとりの平和が世界の平和に広がっていく、と信じて。
今日も読んでいただきありがとうございます