アンネ・フランク | 私の見えない世界

私の見えない世界

ある日突然、『私ね、空に光の玉が見えるの』と娘からカミングアウトされ、それから必死にいろいろ調べ始めた私。
私の、もしかしたらあなたも見えない世界、娘の目を通した世界のことを書いていきます。

最近娘は、伝記や歴史、特に第二次世界大戦や、アメリカの南北戦争に興味を持っています。

 

今読んでいるのはこちらの本。

 

 

アンネ・フランクです。

 

第二次大戦時のユダヤ人迫害はあまりにも有名な話ですが、

自分と年も近かったこの女の子が、ユダヤ人というだけで

隠れ部屋に息をひそめて住まなければならなかった、

 

そして最終的には強制収容所で若くして生涯をとじなければならなかったという事実が、この平和な時代、平和な国で、恵まれて暮らす娘にはどうしても受け入れがたかったようです。

 

読み終わった娘が、

「私、アンネの家に行ってみたいな。会えるかもしれないし」

と言うので、

「アンネはペルゲン(強制収容所)にいるかもしれないよ。そこで亡くなってるし」

と私が言うと、

「じゃあお母さん、写真見せて」

と娘。

 

早速ウェブサイトを探して、現在Anne Frank Houseとして博物館になっている元アンネの隠れアパートの写真をいくつか見せると、反応したのがこちらの写真↓

 

                           引用先:ロイター

 

「ペルゲンじゃなくて、このアパートにいるよ」

 

「アンネだけじゃなくて、オットー(アンネのお父さん)もいる。

オットーは写真の左側(壁)に立っててね、アンネは本棚の右側(廊下に通じる場所)を歩いてる。二人とも悲しそうな顔だよ。

アンネは白くて、オットーは緑色だね。」

 

(娘の目には、霊は人間と同じような肌の色ではなく、単色で見えます)

 

最後に、ある写真を見つけた娘が言います。

「お母さん、これアンネの日記だよ」

 

                              引用先:CNN.co.jp

 

 

「なんで分かるの?」

と聞く私に

「だって名前書いてあるじゃん。上らへんに黄色い字で 『ANNE』って。」

 

私にはその字は残念ながら見えないと言うと、

「じゃあ、これも見えない?この日記の上に、と ピンクと の玉がのってるの」

 

これまでの娘の解説によると、

赤は怒り、ピンクは恐怖、緑は静か、穏やか

という意味があります。

 

アンネが日記をつけながら、持っていただろう感情(少なくてもアンネの日記を読んだことがある私は納得します)にまさに合う光の玉。

 

娘にはまだ、「アンネの日記」は難しいかもしれませんが、

近い将来プレゼントしようと思った私でした。

 

そしていつか、アンネのうちに娘を連れて行きたいなと思いました。