机も椅子も掃除用具入れも黒板も黒板消しも黒板消しクリーナーも担任の深澤も委員長の安田も粉々に跡形もなく吹き飛んだ。
悲鳴を上げる女子。吐く男子。怯える町川さん。10秒のラグがあり再び目が光る。第二撃。女子も男子も町川さんも高密度のエネルギーが全てを飲み込み、クラスの8割が消え去る。
割れた壁から覗く夕焼けがとても綺麗だった。異形の巨大生命体。夢だろこれ。また目が光った。三撃目が来る。やばい。やばい。やばい。
突如、俺の目の前に光る剣が現れた。脳内に声が響く。
「覚醒の時よ。」
なんだかわからねぇがやってやろうじゃないか。
剣を握りしめ勢いよく振り抜く。カツン。硬。こいつ肌硬。なん。