「茶の湯」展に行ってみた | 六月に休みなし

六月に休みなし

なぜかあまり退屈しない。

ずっと先延ばししているうちに話題の曜変天目さんはお帰りになっていた。

・・のためか並ばずに入れたけれど平日でもそこそこ盛況。絵画と違い 遠くから眺めて楽しむというものでないので、みんな近づいてやや腰を落として見るのでますます混雑。


陶器を鑑賞するのって難しい。説明書きを読んでこれらがどんな歴史の流れに乗って居場所を変えて来たのかってのがとても面白いのですが、やっぱり食器であるからして

手に包み込んでみたり、お茶を飲んでみたりしないと素晴らしさの半分もわからない気がして。

それでもガラス越しに見ただけですごいなー、と思えるんだけど

手に持ったらもっともっとすごいんだろーなーと思うとちょっと切ない。

絵だと触れなくてもそんな気持ちにはならないんだけど。


あと漢字って良いな。

日本語でも中国語でもその特徴を並べるだけでご銘としていることが多いけれど、

例えば「白磁金彩雲鶴唐草文碗」とか「柿釉金彩蝶牡丹文碗」とか

名前見ただけで厳かなんですけど。

英語表記になると「Tea Bowl」「Water Jar」「.. White glaze,cloud,crane...」となってしまい

仕方ないんだけどちょっと伝わりにくいものがある。

「一休宗純筆 一行書 一夜落花雨満城流水香」は「Poem By Ikkyu Sojun」だ。軽快だ一休さん。

だからこそもっと深く知ろうとする英語圏の方も多いかもしれないけれど。