山茶碗 | 長良川 大好き 釣り blog        

        山茶碗


           畑の中から出土した、一品「やまちゃわん」

     本日は、ペテン師君と上流部で大掃除の予定だったが、昨夕から腰の調子が悪い、一日中、冷房の中で座って仕事をしていたので、腰が冷えすぎたのでしょうか?

前から、やってみたかった、畑の中から出た「やまちゃわん」でお酒を飲んでみました。

市内の東部で行われている、砂利取りです。

下の砂利を取る為に、一時的に畑の土が積み上げられています、この中に多くの陶器のカ

ケラや石器があります。
この場所は周りより少し高くなっており、平安時代から江戸時代にかけて

お寺や住宅があったと考えられていますが現在は畑となっています。

 一時的に置かれた土の山です。
 
 ここで見つけた「山茶碗」で日本酒を飲んでみました。

多分、使われたのは1000年ぶりぐらいでしょう、本来の目的は オカズを載せる皿だった
ようです。 
どんな方が使っていたのでしょう、空想は広がります。
 お酒の「あて」はシンプルに郡上地味噌です。     清酒 天遊
「 山茶碗」とは平安時代末期から鎌倉時代にかけて、東海地方の庶民の間で広く使われた

と考えられているお皿のことです。

表面には自然釉が出ています。

したがって、この茶碗は焼かれる時に上の方にあったと考えられます。

裏面にも多くの情報が入っています。

裏側の模様、残った 無数のスジから、右回りの回転ロクロで作られて、最後に回転台から

切り取る時に使われた糸の跡が残っています。

画面、上から少しずつ下に向かって切り取られ、最後にシュッと ?やった跡です。
 
   至福の一時、これ以上の贅沢はないでしょう。

この茶碗は今度の会の飲み会に持って行き、希望者の方に使っていただきたいと

思っています。

      最終的には市の史料館に寄贈する予定です、文化財ですかね
  
今期の釣りは あと一回は行きたいと思っています。