“貴方の傍にいて
十年が過ぎようと
しています
貴方との関係
それは全然先が見えない
戸惑う日々だったけど
何があっても離れずに
今日まできたことを
後悔はしていません
十年間
長い長い時間
まるで急な坂を
駆け上がるかのように
激しく息を切らせ
フラフラになりながら
それでも心はいつも
踊っていたのです
幸せのカタチは
人それぞれだから
家族や友達に
理解されなくても
それでもいい
貴方は誰よりも
大切な人なのだから
ずっとそう思って
貴方の傍らに
だからもしも
突然 貴方が…
と 最近考えることは
そればかりです
お願いです
命を大切にして下さい
お願いです
私を残して
どこにも行かないで”
彼女の人生に
責任も負えぬまま
過酷な運命に
身を委ねるしかない
そんな彼には
何も言えなかった