今日は、長久手市議会総務くらし建設委員会が開かれました。国の地方税法が改正されたことに伴い市税条例を改正する議案をご可決いただき、続いて以下の3事業について所管事務調査が行われました。

1 古戦場公園再整備事業のガイダンス施設建設…契約金額 5億3,889万円で株式会社宇佐美組名古屋支店が建設工事を進めており、令和8年3月末オープン予定です。別途3億120万円をかけて館内の展示や設備を充実させているので、オープンを楽しみにしていてください。最近発生した課題は、この建設工事発生土を現在解体中の香流苑(し尿処理施設)跡地で使う予定でしたが、埋め戻し土としてふさわしくない第4種建設発生土と判明し、処分費が必要となったことです。

2 古民家移築事業…私は、古民家(江戸時代後期の部材を使った建物で明治時代に瀬戸から移築)の古戦場公園への移築を中止すると発表していましたが、文化財保護に関することは教育委員会の職務権限であるため、市長の私が決めることは越権行為との指摘があり、私は中止の方針を撤回し、教育委員会の判断に委ねることとしています。今後、教育委員会が文化財保護審議会の意見を踏まえて方針を決定します。所有者は平成30年に建物のみを市へ寄附し、土地は貸してくださっている状態なので、教育委員会の結論がどのようであろうと今年度の末までに解体して土地を更地にして所有者に返す予定です。古戦場公園東側ゾーンでは上記のガイダンス施設を建設して小牧・長久手の戦いの展示を行い、西側ゾーンでは長久手の郷土の歴史を紹介する歴史民俗資料館を整備します。古民家は歴史民俗資料館の附帯施設となっているため、古民家とは別の建物も建築します。

3 香流苑(し尿処理施設)撤去工事…下水道が整備されて役割を終えた香流苑の解体工事を進めていますが、敷地内から産業廃棄物(コンクリートやアスファルトのガラ)が多く出てきました。50年前の建設当時に田んぼだった場所に埋めたものと考えられます。私は公約に「香流苑跡地の利用計画は市民参加で作ります」と掲げており、樹木を残すことを目的に跡地利用に関する市民ワークショップを進めてきましたが、樹木の下一帯に産業廃棄物が入っている可能性があるため、今後詳細な調査を行います。

市政全体で日々予想外のことが発生しますが、議員として長年見続けてきた市の状況を踏まえて、市民にとって最善の判断をしていきたいと思います。

香流苑敷地から出た産業廃棄物(本日公開された委員会の資料から)



夜は、大村ひであき知事の政経セミナーに参加しました。




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