市議会議員選挙に立候補するためには供託金30万円を納めることが必要ですが、供託金を納めると以下の5点について公費負担があります。それぞれの上限額以下で実際にかかった費用が公費で支払われます。

⑴ポスター…1枚あたりの作成単価の限度1,726円×ポスター掲示場数89カ所=15万3,614円が上限

⑵選挙用運動用ビラ…1枚あたりの作成単価の限度7円73銭×4,000枚=3万920円が上限
※選挙用運動ビラは選挙運動期間7日間に配布できる唯一の文書(A4サイズの裏表に何を書いても良い)で、候補者1人につき4,000枚が上限です。4,000枚の証紙(小さいシール)がもらえるので、それを貼ったものだけが有効です。私は新聞折込と選挙カーで回った先での配布に使用しました。

⑶選挙用運転自動車…日額1万6,100円×7日間=11万2,700円が上限
※公費負担となるのは選挙運動期間7日間のみで、スピーカーや名前などの装備品をつけるために前もって借りた期間は自己負担。

⑷ガソリン代…日額3,850円×7日間=2万6,950円が上限

⑸運転手…日額1万2,500円×7日間=8万7,500円が上限

供託金は一定の得票があれば全額返金されますが、一定の得票がなければ没収されます。没収されると上記の公費負担もすべて対象外となります。供託金没収点は「有効投票総数÷議員定数÷10」で計算されるので、今回の長久手市議会議員選挙で計算すると有効投票数 19,077.998票÷18人÷10で、105.988票です。