名古屋市博物館で11月6日まで開催中の「兵馬俑と古代中国秦漢文明の遺産」を大学生の息子と見に行きました。


チケット売り場で「大人1枚と大学生1枚ください」と私が言うと「どこの大学ですか?」と。大学名を申告しないと入れないんだ!?と驚きましたが、息子の大学は名古屋市博物館のパートナーシップ事業に加盟しているから観覧料が無料になるとのことでした。大人の私は1,800円、息子は900円のところ無料になりました。

兵馬俑は、秦の始皇帝の墓の周辺に等身大の人間や動物の人形が約8,000体配置されているものです。8,000体に同じ顔のものは1つもなく、体型も違います。中国の西安から持ってきた本物です。








私は大学生だった1999年に西安の現地へ行ったことがあり、兵馬俑のスケールの大きさに圧倒されました。このような光景が一帯に広がっていました。


土の中に埋まっていたのでこのような色になっていますが、当時はカラフルだったようです。当時とは、今から2,200年以上も前のこと。


始皇帝の死から3年後、秦は滅亡しました。秦の展示コーナーが終わると、漢のコーナーになりました。漢の時代に入ると、民衆の負担軽減か、4分の1の大きさに小型化されました。




亀の乗った金印は、日本の国宝「漢倭奴国王(かんのわのなのこくおう)」の金印とつくりがよく似ているとのこと。


漢の時代のものも立派ですが、やはり史上初の統一を成し遂げた秦の始皇帝の権力は絶大だな。統一前の春秋・戦国の秦の時代の青銅器などもたくさん展示されていて、見ごたえがありました。