3月30日、インターンの学生と平成こども塾を後にして、隣にある「介助犬総合訓練センターシンシアの丘」を訪れました。


説明してくださった介助犬訓練センターの職員の方が、ご自分も大学生のときに同じ議員インターンシップ活動に参加していたことを話してくれました。当時、長久手市議会の佐野議員に介助犬訓練センターへ連れてきてもらい、ここに入りたいと思って、めざして就職したということです。議員インターンシップ活動が人生の選択に直接つながっていて、私も嬉しい気持ちになりました。


「介助犬総合訓練センターシンシアの丘」は、日本で唯一の介助犬の訓練センターです。シンシアの丘というのは、介助犬の存在を広め、身体障害者補助犬法制定のきっかけとなった介助犬「シンシア」の名前からです。身体障害者補助犬法での補助犬とは、盲導犬、介助犬、聴導犬の3種類。介助犬は、手や足に障がいのある方の自立と社会参加促進のために日常生活動作を助けるようトレーニングされ、補助犬法により認定を受けた犬をいいます。ひとりひとりの病気や障がいに合わせた対応ができるようにトレーニングされます。介助犬は成人しか持つことができませんが、障がいのある児童の家へ行ったり、児童相談所などで虐待や性被害を語る際に足元に寄り添う付き添い犬の役割もしているそうです。




介助犬育成のための費用の約9割は寄附金とチャリティグッズの売り上げでまかなわれているということです。介助犬に向いている犬は2~3割で、7~8割はPR犬になったり、ボランティアに引き取られるそうです。

介助犬の仕事は、落としたものを拾う、靴や靴下を脱がせる、冷蔵庫から水を出して届ける、体調急変時などに携帯電話を探して届けるなどです。実際に見せていただきました。


硬貨も拾うことができます。ナイフなど危険物があることもあるので、どんなものも人間の指示があってから拾います。



宿泊して生活しながら介助犬と訓練します。身体の右側に麻痺がある方、左側に麻痺がある方といるので、左右対称の部屋が用意されています。


トイレ、お風呂はバリアフリーで、お風呂にはリフトもあります。


犬舎




シャンプーやブラッシングを行うグルーミング室


大学生4人と私の分でキーホルダーを5つ買いました。一緒に来た学生2人はPR犬と同じ黒色の犬を選んでいました。私は、漫画「介助犬ライカ」のライカにしました。


今後も、シンシアの丘から多くの介助犬ペアが成立することを期待しています。

この自動販売機の売上金の一部も寄附されるので、見かけたら購入してくださいね。